ザトシ「人が入った形跡がある…。しかも複数…。」
グラーダ「うー…、なんか本当に嫌な予感が。」

？？？「…やっぱり負けちゃったんだね。グラーダ…。」

グラーダ「む、なんか一度聞いたような声がしたよ。」
ザトシ「また敵かよ…。もういい加減にしてくれ。」

？？？「アレ？なんで敵だって分かったの？」

ザトシ「いや、第一声が？？？で表示されるのはたいがい敵だから…。」

？？？「やっぱり？敵の登場の仕方がいつもワンパターンだからね。」

ザトシ「まぁ、どうでもいいから早く姿見せろや。」

？？？「まぁまぁ、そう焦らないで…。今すぐそっち行くから…。」

　グラ－ダの背後になんかいた

ルノン「やぁ。」

ザトシ「…あれ？リッドみたいなカッコイイ登場しないのか？」
ルノン「…いや、私はリッドみたいに格好つける様なマネはしないの。」
ザトシ「へぇー、飾らないタイプって奴？」
ルノン「そうそう。」
グラーダ「…ねぇ、あなた一回僕と会ってません？」
ルノン「あら、覚えていたのね。まさかＤＳ化しても負けるとはね。」
グラーダ「ＤＳ化？何それ？」
ルノン「え、知らないの？ＤＳ化とは…」
ザトシ「おい、お嬢ちゃん。俺は急いでんだ。雑談は後。
　　　　おいグラーダ。先を急ぐぞ。」
ルノン「あ、ちょっと待ってよ。これはまだ前置きなの。
　　　　今から本題に入るよ。」
ザトシ「おいおい、長ぇ前置きだなおい。はよ本題いけや。」

　ルノンが真剣な表情になった

ルノン「…では本題。…あなたリッドを倒したんですってね。
　　　　…で、一度あなたとお手合わせ願いたいなと思って。」
ザトシ「ふん、俺に勝負を挑むのか。ここは華麗にスルーして
　　　　先を急ぎたいとこだが。見た所こいつはリッドの仲間、
　　　　生かせておくと正男の命があぶねぇ…。いいだろう。勝負だ。」

グラーダ「こりゃすごい勝負が始まりそうだよ！僕は逃げるしかない！」

　グラーダは走って逃げていった。

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