-------------------- 招闇の塔 ---------------------

リッド「何ぃ!?ザトシがここへ向かってるだとぉ!!?」
ルノン「ごめんねー。つい口が滑っちゃって…。
    招闇の塔にいるって言っちゃたのよ。」
リッド「ふん、でけぇ失敗犯しやがって。
    伯爵様に知れたらえれぇ事だなこりゃあ。」
ルノン「…でもさ!ザトシが来る前に正男を
    殺っちゃえばいいだけの事じゃないの?」
    ほら、伯爵様は正男を処刑するようにここへ運ばせたんでしょ?」
リッド「…いや、ダメなんだよ。今は。」
ルノン「今は殺しちゃいけないの?」
リッド「伯爵様から命令でな。「正男を絶対に生かしておけ、
    正男にトドメをさすのはこのわしだ。」ってね。」
ルノン「まぁ、正男は息子のジュニア様の命を奪った男だもんね。」
リッド「そういうこったぁ。今は寝かしておけって事よ。」
ルノン「でもなんで招闇の塔でなの?伯爵様のいる悪魔城に
    正男を呼び出して殺ればいいだけの事じゃないの?」
リッド「いや、招闇の塔じゃねぇとダメなんだ。」
ルノン「何で?」
リッド「理由は簡単だ。招闇の塔には…」

シャーバ「ザトシってあのお前が強いって言ってた奴けぇー?」

リッド「…おいシャーバ。いきなり人の話に入ってくるなよ。」
    しかも何分前の話だよ。ザトシの話題はもう終わってるぜ。」
ルノン「あら、お久しぶり。あんたもここへ派遣されて来たの?」
シャーバ「おん、そんな感じでけぇー。伯爵がよぉー、
     おまも招闇の塔警備しとけってよぉー。」
リッド「ふん、まぁ伯爵様がもうじき来られるはずだ。」
    それまでに招闇の塔に誰も近づかせないようにしとかねぇとな。」
ルノン「じゃあ三人でここらを警備でもしときますかぁ。」
シャーバ「悪いぎゃ俺はサボらしてもらうけぇー。」
リッド「んあ!?またどっかに遊びに行くのか?
    やれやれ、お前の遊び癖はいまだに直らねぇんだな。」
シャーバ「…あんが?そんなふざけた理由でサボんじゃなきゃー。
     そのザトシって奴を一目見に行くんけぇー。」
リッド「おいおい、無駄無駄。お前もコテンパンにされちゃうぜ。」
ルノン「やめてよねー。伯爵様の部下3人連続で負けちゃうなんて。
    恥ずかしいからさ。」
シャーバ「連敗はもうストップけぇー。俺にまかせろぉー。
     ザトシって奴をボッコボコにしてやるけぇー。」

 そしてシャーバは招闇の塔を出て行った


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BGM:VGMusic
曲名:Aquatic Ambiance(スーパードンキーコング)