大きな門を抜けると、そこには明かり一つ無く暗く、静かな町が広がっていた。
グラーダ「おっと、ここはヴェルモンドの城下町だね。」
ザトシ「な…、誰もいない。ここって本当に町?」
???「あ!ザトシぃ!僕だよ。久しぶりに会ったね。」
いきなり緑色の帽子をした少年が話しかけてきた。
ザトシ&グラーダ「あ…!浩二ぃぃ!!??」
浩二「やぁやぁ、久しぶり!」
ザトシ「…全く、どこいってたんだ?去年あたりから
全く顔を見てねぇぜ。」
浩二「ふふ、僕は去年からこのヴェルモンドの城下町に
引っ越したからね。」
グラーダ「引越し!?なんで!?」
浩二「ヴァパイアキラーに憧れてね。僕もなりたいなぁと
思って来たんだ。だから週に3回、ヴァンパイアキラー
になるためのレッスンを受けているんだよ。」
ザトシ「すごいな。ひそかにこんな所で頑張ってたんだな。
早く一人前のヴァンパイアキラーになれよっ!」
グラーダ「それにしても浩二…。ここって全然人いないね。」
浩二「ああ、城下町は夜になるとモンスターの溜り場になっちゃうんだ。
だからみんなこんな時間帯は家にいるんだよ。」
ザトシ「うひゃあ、モンスターの溜り場か!こりゃあ面白そうだ!
グラーダ!さっそく進むぞ!大冒険だ!」
浩二「ふふ、そろそろ僕は家に帰らなきゃね。これで失礼するよ。」
--------- ザトシ達がいる地点から少し先の所・---------
ルノン「…人がいない。しかも店も閉まってるし…。
この町の人ってえらく早寝なんだね…。」
------- ザトシ達がいる地点からかなり先の所・-------
シャーバ「街灯も点灯してねぇけー…。
おみやげも買って帰れそうにないけぇー。」
------- ザトシ達がいる地点からすごく先の所・-------
リッド「たいして複雑ではない地形だな。ここはあまり戦争の経験が
無いエリアのようだな…。さぁ、引き続き下見を続けるか…。」
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