浩二「あれ、なんか向こうに人が二人いる…。なんか話しているようだね。」
グラーダ「この岩陰に隠れて話をこっそり聞こうよ。僕こういうの好きなんだ。」
ザトシ「了解。俺も盗み聞き大好きだぜ。さぁ、岩に隠れるぜ。」

 ザトシ達は岩陰に隠れた
 向こうから二人の会話が聞こえてくる…

リッド「…という訳で、ヴェルモンドに侵攻し、我が伯爵家の力を全土民に
    示そうと思うんだ。何も悪い事じゃねぇぜ。一族繁栄のためだ。
    …どうだ?サモン、面白い事だと思わねぇか?」
サモン「ふん、お前もたまにはいい話を持ちかけてくるようだな。
    いいだろう。力を貸す。」
リッド「へへ、んじゃ他の伯爵家の人々にも呼びかけてくれよ。
    ほら、お前って部下がいっぱいいただろ?こりゃ、すげぇ戦力増強だぜ。」
サモン「了解だ。まぁ使い物にはならん部下ばっかりだがな…。」
リッド「さて、契約完了!悪魔城に戻って作戦会議だぜ。」
サモン「ちょっと待て。」
リッド「は?まだ帰んねぇのか?」
サモン「岩陰でこっそり盗み聞きか…、いい趣味をしている…。」

 サモンは魔弾を放ち、ザトシ達が隠れている岩を粉砕した


サモン「気づかれていないとでも思ったか?」
ザトシ「おっと、参ったぜ。気づかれていたんだな。だが話は聞かせてもらったぜ。
    リッド、お前ヴェルモンド侵攻だなんておっかねぇ事考えていたんだな。」
リッド「…ザトシ、なんでお前がヴェルモンドにいるんだ…?」
ザトシ「まぁ、偶然って奴かもな!さて、浩二よ。お前が言ってた
    伯爵家の一人ってこの紫髪の男か?こいつを倒せばいいのか?」
浩二「間違いないよ。そいつだよ。奴を倒せば課題はクリアだよ。」
ザトシ「OK!早く終わらせるか。」
サモン「…聞くからに俺を倒しに来たのか。まぁいいだろう。
    俺も貴様の実力とやらをこの際、拝見してみたい…。
    ザトシ、…見せてもらおうか。伯爵を倒したその実力を。」
ザトシ「へっ!まさか俺の名を知っているとな。まぁいいぜ。勝負だ。」
サモン「骨のある勝負を期待しているぞ…。さぁ来るがいい。」


リッド「さて、俺達の出る幕はなさそうだな!よし、浩二、グラーダ。
    この試合を観戦しとこうじゃないか。」
浩二&グラーダ「そうだね。」


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BGM:VGMusic
曲名:パワフルエネミー(ロックマンエグゼ5)