ザトシ「…やっと山頂に来たぜ。若干空気が薄い感じがするぜ…。」
グラーダ「あ!あれだよ。大火山の火口を発見だよ!」
ザトシ「おっ、どれどれ…どんな感じなんだ?(火口の中を覗き込む
そこには鈍く輝くマグマの海が広がっていた
グラーダ「洞窟内の鮮やかなマグマとは大違いだね…。
鈍く輝き、不思議な光を放っている…。
一体どんな成分をしているんだろう…?」
その時、突然ザトシの周りが暗くなった。
何か巨大な生物の影と重なったようだ
ザトシ「…む?」
グラーダ「……ザトシ!!上だよ!上を見て!!」
ザトシ「上だと…?」
ザトシは上空を見た。橙色の巨大生物が宙に浮いている…。
グラーダ「初めて見たよ…。浮岳鳥"ヤモチャカミ"…。
想像を遥かに超える大きさだ…。」
ザトシ「こいつがぁ!?ヤチャモの親玉!?
…とにかくこいつを倒せばいいんだな。かまえるぜ…。」
戦闘体勢に入ったザトシを見るなり、ヤモチャカミは
少しずつ高度を下げ、ゆっくりとザトシに近づいてきた
ザトシ「よし、いい子だ。降りてきたか…。
その青く輝く瞳…、まるで"かかってこい"とでも
言ってるみたいだな…。」
グラーダ「…来るよ!」
ザトシ「お前にぁ恨みは無い。悪いのは伯爵家の奴らだからな…。
でも、これから起こる大災害を見過ごす訳にぁいかん!!
俺のジャスティスで頭を冷やせ!行くぞ!!」
----------------- 悪魔城 展望台 ------------------
リッド「何だありゃ…?すげぇーでけぇ…。」
ルノン「うわぁ。ザトシ、アレと戦う気なの…?」
クエイク「…死んだね。おそらくすぐ押し潰されて昇天だよ。」
(ああ、まさかヤモチャカミの実物を見れるなんて
思わなかった…。地理学者として最高の幸せだ…。
もう死んでもいいくらいだよ…。)
シャーバ「…ザトシぃー、おまは良いライバルだったけぇー…。
俺はお前の事は忘れないけぇーよ。安らかに天国へ
旅立ってくれけぇー…。」
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