リッド「…ダメだ。もう体が動かねぇ…!体力の限界だぜ…。」

 リッドはそう言った後、床に倒れこんでしまった


ザトシ「ふぅ、見事だぜ。…ルノン、後は頼む。」
ルノン「後は、私がリッドをDS化させて、強い衝撃を与えるだけでOKだね…!」

 ルノンは倒れているリッドに近づき、右手で彼の頭をつかんだ


ルノン「…エンボディ ダークソウル!!」

 リッドの頭をつかんでいるルノンの右手が、紫色に光はじめた。
 光が強くなるにつれて、彼の肌が黒く変色していく…

リッド「……………。」
ルノン「よし、これくらいだね。DS化は成功だね!」

 ルノンはリッドから手をはなした


ルノン「ザトシ、リッドを思いっきり殴って!今の状態のリッドに
    強い衝撃を与えれば、リッドは完全に正気に戻るよ!」
ザトシ「いや、倒れている人を思いっきり殴れって…、それは
    さすがに気が引けるぜ…!」
ルノン「え?嫌なの?…じゃあ、私が…。」

 そう言うと、ルノンは近くに転がっていた鉄片を手に取った


ルノン「リッド!目を覚まして!!(リッドを鉄片で力いっぱい殴る

 リッドの肌から、だんだんと黒色が抜けていき、やがてはもとの肌色になった


ザトシ「…ちょっと荒っぽいやり方だけど、これでリッドは正気に戻ったのか。」
ルノン「うん、ジョーカーの洗脳が完全に消えたよ!…でも、さすがに強く
    殴りすぎたのかな?倒れたままで、全く起きないね。」

ザトシ(よし、OKだ。この方法で正男も元に戻せるんだな…!)
   「ルノン、お前はここで残り、リッドを見といてやってくれよ。
    リッドが意識を取り戻し次第、俺に追いついて来てくれ。
    お前が追いつく頃には、正男をDS化できるほど弱らしておくからさ!」

ルノン「分かった。リッドの意識が戻るまで、ここでリッドを見ておくね。
    …私の勘だけど、ここから先、ジョーカーが待ち構えていると思うの。
    …だから、気をつけて行ってね!」

ザトシ「おうよ、任せとけってよ!!んじゃ、行ってくるぜ!」


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BGM:VGMusic
曲名:RUNNING THROUGH THE CYBER WORLD(バトルネットワーク ロックマンエグゼ)