ザトシ「お、なんかボス部屋っぽい扉を発見だぜ!
    開けてみるか…!」

 キィィ……(扉を開ける音

ザトシ「…おっと、さっそくお出ましってか?」

ジョーカー「よくここまでたどり着いたものです。
      …リッドの洗脳を解いたそうですね、すばらしい。
      その調子で正男の洗脳も解きに来たという次第でしょうか?」

ザトシ「当たり前だ!…だが、まずはお前と戦わなければいけなさそうだな…!」

ジョーカー「私と戦う?あなたにはまだ早いでしょう。
      …出てきなさい。最強のしもべよ。悪に天誅をくだすのです。」

 ドゴォォン!!

 壁の側面を突き破り、赤帽子の男が部屋へ入ってきた


正男「お呼びでしょうか?ジョーカー様。」

ジョーカー「正男、この悪人に裁きを与えなさい。」


正男「了解しました。…ザトシ、前回のお前との戦いで分かったぜ、
   やはりお前は強い!…俺と顔合わせしていない数年間、いったい
   お前はどんな戦いをしてきたんだ…?」

ザトシ「まぁ個性的な奴らばっかしとの戦いだな。」

正男「個性的な奴らか…。まぁそいつらがお前をここまで強く
   したんだろうな!…でも、その強さのまま悪に寝返った
   のは、俺ら正義としては大きな障壁となりそうだ…!」

ザトシ「いや、だから俺、悪じゃないぜ?」

正男「…もしお前が正義に戻ったら、その戦歴を聞かせてくれよ。
   お前が今までしてきた旅や戦いが知りたいぜ。
   …む?よく考えると"戻ったら"だなんて言葉はおかしいな。
   俺は断言できる。お前は正義へ戻る!戻らしてみせるぜ!」

ザトシ「俺の話聞いてるか?だから俺、悪じゃねぇし。」

正男「俺の赤き正義よ!!悪を貫け!その風穴は善心の入り口とせよ!うおおぉぉぉぉぉ!!」

 正男は右手のドリルを高速回転させて、ザトシへ向けて突進をしてきた


ザトシ「すごい覇気だ…。これは長期戦になりそうだ。
    …お前をもとの気まぐれカメ退治職人に戻してやるぜ!
    覚悟しろよ!うぉぉぉぉぉ!!」


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