ザトシ「腹減ったなー。どっかにでっかいハンバーガーでも
    落ちていないのかねぇー?なぁグラーダよ。」
グラーダ「そうだねー、食べたいね。」

???「…あれ?イノシシが喋った…?」

ザトシ「む?(声のした方を見る

クリス「あ、よく見たらグラーダじゃないの。なんかイノシシ
    がいるから後をつけて罠にかけようと思ってたんだけど、
    イノシシじゃなくてグラーダだったのね!」

ザトシ「お、クリス。こんな森ん中で何してんの?
    もしかしてパトロールってやつか?ご苦労様だぜ。」

クリス「あ!それにザトシも!暗くてよく見えなかったわ…。
    …この森にイノシシとかの危険な生物がいないかを
    見て回っていたのよ。なにせ、このラインハル国内の
    中枢都市の近くだからねー。しっかりと見ておかなければ
    大事な中枢機関が襲撃にあったりするかもしれないし。」

グラーダ「ラインハル?ここってラインハル国内なんだね。
     …ヴェルモンドの隣国の最新科学の国だね、聞くには
     門外不出の最新技術がたくさんあるだとか…。」

クリス「よくご存知ね。そう、ここは最新科学の国と呼ばれている
    "ラインハル"よ。」

ザトシ「お、ヴェルモンドじゃないのかここは。じゃあ、
    グラーダよ。今からラインハルぶらり旅の始まりだな。」

グラーダ「うん、…またぶらり旅を始めてもいいけどさ、
     僕、お腹が減ってやる気が出なくなってきたんだよ…。
     …ハンバーガー食べたいな。」

クリス「腹ペコなの?じゃあ、泊まっていけばどうかしら?
    この森を抜けたらすぐにオフィサル本部があるの。
    もしよろしければ泊まっていってよ。」

グラーダ「オフィサル本部?あの有名な科学警察の本部だね!?
     ナイス!心が広い!もちろん泊まってくよね!?ザトシ?」

ザトシ「…科学警察の本部で泊まるのか?俺、別に何か悪い事
    してる訳じゃないが、警察署で泊まるのはちょっと抵抗が…。」

グラーダ「大丈夫だよ!僕達は正義だよ!何の問題も無いよ!」

ザトシ「うーむ、まぁまずはこの腹ペコをどうにかしないとな!
    …よし、泊まらしてもらうぜ!オフィサル本部に。」

クリス「よし。でもその代わりと言ってはアレなんだけど…、
    あなたにはある事を手伝ってもらうわよ。それでもいい?」

ザトシ「ある事?まぁどうせ簡単な事だろう。それでもOKだぜ。」

クリス「ありがとう。その内容は今言っても分からないと思うから
    オフィサル本部に入ってから話すわね。
    …ついてきて、オフィサル本部まで案内するわ。」

グラーダ「ふぅ、これで一安心。おいしいハンバーガーが食べれるね。」
ザトシ「よし、OKだ。案内を頼むぜ、クリスさんよ。さぁ出発だぜ。」


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