上級騎士「くくく、サモンまでも処理に手を焼く厄介者と
     聞いていたが、まさかこれほどちょー強いとはな。
     もはや何も言えねぇー。」

 上級騎士は回れ右をして、そのまま走り去っていった


ザトシ「くそぅ、しとめる事はできなかったか…!誠に残念。
    うぬ、まぁこれで行く手をはばむ者もいなくなったし、
    全速前進オールOKだという事だな。」

正男「掃除完了。さぁ浩二のもとへ向かうぞー。」



-------- ヴェルモンド城下町の近くの雑木林 -----------
※同所にいる人物【グラーダ】※

 その頃、グラーダはなんか知らんうちに迷子になっていたそうな

グラーダ「えーん、ここはどこー?私はだれー?
     そして僕の迷子はこれで何回目なのー?」

???「おや、どうされましたか?
    もしかしてママとはぐれ迷子になったという次第でしょうか?」

グラーダ「おお!人がいた!えへへ、実は僕、
     ここから西方の悪魔砦に向かって仲間達と
     全速前進していたんだけどね。途中で
     はぐれちゃったんだ、うわーん。」

???「悪魔砦へお向かいの途中だったのですね。
    その目的地である悪魔砦は、ここから
    まっすぐ北に進んだ所にありますよ。
    ここら付近に悪魔砦は一つしかありませんので、
    おそらくそこで間違いないでしょう。」

グラーダ「おお!ありがとぅーっす!わざわざ道まで
     教えてくださるだなんて。いやぁ、うれしいね。
     …ところであなたの名前は?やはり恩人の名という
     ものはどうしても気なるという訳であります。」

ビガブラザ「私の名?ビガブラザという名でございます。
      濁点が多くて覚えにくいかと思いますがお見知りおきを。
      …あ、そうです。場所が分からなくなったらまた
      聞きに来てもかまいませんよ。私は常にあそこにいるので…。」

 ビガブラザは、遠方にある緑屋根の館を指差した


グラーダ「道が分からなくなったら、あの緑色の屋根の家に
     行き、聞きに来てちょうだいという事だね!
     ありがとう!ビガブラザさん!恩にきるよ!」

 そういった後、グラーダは北の方へ走り出した


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BGM:VGMusic
曲名:月の海(ダーククラウド)