気分転換に外に出ようと、3階の窓から飛び降りたザトシ

ザトシ「あらよっと、着地大成功だな。さて散歩しながら
    解決案でも考えとくか。……む?(何かに気づく

 見事に着地成功。彼は顔を上げ、周りを見渡した。
 …そして彼は何かに気づく。…向こうに見える赤い影。
 そう、グラーダだ。迷子になっていたグラーダだ。


グラーダ「ザトシー、やっと会ったねー。(ザトシに近づく

ザトシ「おうおう、もしかしてずっと迷子になっていたのか?」
グラーダ「うん、ずっと迷子になっていたの。
     でも心優しい人が道を教えてくれたんだ。
     世の中捨てたもんじゃないね。」


???「…ふん、ザトシ。やはり貴様がいたか…。」

ザトシ「む…!グラーダ、後ろ後ろ!後ろを見ろって!」

グラーダ「なんか後ろの方から重い空気が…(振り向く
     …やっぱり。こんな所でサモンと遭遇するとは…。」

サモン「…グラーダ、俺はずっとお前を尾行していた、
    向かう場所にザトシがいると思ってな…。
    そして予想通りの結果。…ザトシ、貴様と
    また会うことになるとはな…。
    どんな用件でここに来た?もしかして、
    このヴェルモンド侵略活動を止めに来た、
    という感じか…?」

ザトシ「え、これって侵略活動なのか?…おいおい、
    ただの兵士達の暴動かと思ったら、
    本当は伯爵家の侵攻活動だったって訳か。
    こりゃあこのまま放って置くと危険だな…!」

サモン「貴様こそこのまま放って置くと危険な存在だ…。
    ……ギガグラーダ、こいつを踏み潰せ。
    ザトシの処理はお前に任せた…。(紫煙となって消える

 向こうから、3つ首のグラーダがのしのしと歩いてきた


ザトシ「…なんだこいつ?」
グラーダ「こんなグラーダ初めて見るよ…。」

 その3つ首グラーダは立ち止まり、ザトシを見下げた


ザトシ「…すごい迫力のグラーダだな。…こりゃあ強そうだ。」


 そして3つ首グラーダは重い口を開き、こう言った

ギガグラーダ「やぁ、僕はギガグラーダ。よろしく。」

グラーダ(こんなでかい図体しといて喋り方が僕と
     全く同じ…、何かすごい違和感を感じるよ…。)


ギガグラーダ「ごめんね。どうやら僕は君を踏み潰さなければ
       いけないようなんだ。まぁサモン様の命令だし、
       これは仕方ないね、うん。」

ザトシ「っく、これは強敵かもな…。よし、こころしてかかるぜ。」

ギガグラーダ「雄叫びをあげる勢いの灼熱の炎…、全てが浄土と化すさ。
       君は僕に勝てないよ!ザトシ、勝負だー!」


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BGM:VGMusic
曲名:戦闘!超古代ポケモン(ポケットモンスター ルビー・サファイア)