ここはヴェルモンド城下町の東門を抜けた場所。
 そこで一人の戦士が休憩をしていましたとさ。
 彼の名はラックス、城下町の兵士の掃討戦を
 頑張っていた勇敢な男の子です。

ラックス「んー、ザコ隊長も戦地に来ているとはね。
     まさに上層の兵士が大集合だね。
     んー、しかも幹部並の強兵士という
     上級騎士まで来てるし。こりゃあ最悪だね。」

 …と、その時

???「うぉーい、ラックスーん!良いところで会ったね!」
 
 ラックスは声のする方を見た。遠方から赤くて
 丸い何かが走ってくる。よく見ると…、
 あれはザトシと一緒にいた小さなグラーダだ。


グラーダ「どうもー。(ラックスに歩み寄る

ラックス「んー、どうも。んーー、どうしたんだい?
     迷子になったのかい?」

グラーダ「今回は迷子じゃないよ。…実は、ザトシが大変なんだ!
     ザトシ…この国の下水道に捨てられちゃったんだよ!
     早く助けに行かなきゃ!!(ラックスの服のそでを掴む

ラックス「んー、まぁあんま状況が理解できないけど、
     とにかく下水道に侵入しザトシを救出しなければ
     ならないという事だね。…んー、えーと、
     下水道に侵入できるルートは…。」

グラーダ「あ!あのマンホールからなんてどう?」

 グラーダは、ひっそりと配置されている錆びたマンホールを指差した


ラックス「…んー、実はマンホールからの侵入は
     不可能なんだよ。悪魔城兵士が国内すべての
     マンホールを封鎖してしまったんだ。
     まぁ人々の逃げ場を無くさせるためにしたんだろうね。
     …んー、城下町の水道施設からも下水道への
     侵入ルートがあるんだけど、さすがに今の城下町に
     入るのは危険すぎるし、残された手は…。」

グラーダ「残された手は…?」

ラックス「"ラインハルの廃浄水場"しかないね。今はもう
     使われていない様だけど、しっかりと下水道への
     侵入ルートも残されているし、オールOKだね。」

グラーダ「ナイス!ラインハルに向かえばいいって事だね。
     そしてそこの廃浄水場から下水道に侵入、
     んで、ザトシを救出するという訳だね。」

ラックス「んー、その通りさ。向かう場所はラインハル、
     いざ出発だね。」


サポートページへ移動する。


BGM:VGMusic
曲名:中央省庁区(ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター)