陣「…む、わずかな光が見えるぞ。…この暗い洞窟の中で
唯一ひかりが灯っている場所はただ一つ…、この先いくと
サモム達が待機する"隊長室"とやらに着くであろうな…。」
グラーダ「まぁ組織のお偉いさんがいる部屋だもんね。
光が灯っているのも当然だよね。…さぁ、全速前進。」
陣「……。」
突然、陣の目色が変わった。
彼は忍び寄る殺気に気づいたようだ。
陣「……ふん。(あたりを見回す
わざわざそっちから顔を出してくれるとはな…。
探す手間が省けた、実に感謝だ…。(懐からサーベルを取り出す
グラーダ「あれ?陣、どうしたの?いきなり
戦闘体勢に入るなんて…。」
???「さすがでしゅ。サモン様に匹敵するほどの索敵能力でしゅね。」
あたりを包む紫霧と共に、巨鎌を持った子供が登場。
サモム「死神の鎌から逃れることは不可能でしゅ。
陣、お前は"避けれぬ死"に直面してしまったのでしゅよ…。」
陣「ふん、"死神の鎌"か…。少しばかり言葉の修飾がすぎる気がするぞ、
…その程度のヒョロ鎌で俺の首をはねる事はできん。」
サモム「死して分かれ、愚か者よ…。鬼鎌の血劇に
泣き叫ぶでしゅ…!…覚悟でしゅよ!!」
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