サモム「っく、まだまだでしゅ!まだ勝負は終わっていないでしゅ!(鎌を振りかざす
陣「…しぶとい奴だ。明らかに自分が劣勢だと分かっていながらも、
どうしてそこまで負けを認めないのか…。俺には理解できんな。
…ふん、これが実力の差だ!」
陣は一瞬の隙をつき、サモムに見事な回転斬りをかました。
だがその回転斬り、それは直接サモムに斬撃を与えようとしたものではないらしい。
その証拠としてか、斬られたかに見えた彼になんら傷はついていなかった。
では、陣は何を斬ろうとしてあの様な回転斬りをしてみせたのか…
サモム「…真っ二つ。お、鬼鎌が綺麗に二分されているでしゅ…!」
そう、陣が斬ろうとしたのはサモムの武器である巨大鎌
陣「…その鎌ではもう戦う事はできまい。」
サモム「っく…!お、覚えていろでしゅ!いつかお前の
首をちょん切ってやるでしゅ!」
サモムは二分に斬れた鬼鎌を両手に握り、逃走した。
彼の逃走を見て、隠れていた他の悪魔城兵士もその場から逃げ出す。
サモムを破った陣を見て、おそれをなしたのであろう。
陣「…さて、この金山はしばらく安泰だな。…グラーダ、もう出てきていいぞ。
次の目的地は城下町の中央、そこでレックを撃退するぞ…。」
グラーダ「やっぱり君は強い!(岩場から顔を出す。
頼りになるよ!さぁ、全速前進!城下町!」
------------- そして… -------------
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※同所にいる人物【グラーダ・陣】※
金山を下山した彼ら、次なる標的は伯爵家の上位実力者であるレック。
陣「…よし、順調な成り行きだ。このまま調子よく任務完了したいところだ…。」
グラーダ「うん、円滑すぎる成り行きだね、いい感じ。
今はまさに全速前進の時だね。」
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