城下町の中枢区に到着した陣たち。
グラーダ「うわぁ、なにこれぇ。」
陣「…ふん、レックの仕業か…。」
彼らは驚いた。家々がまるで積み木の様に、
高く積み上げられている…。
グラーダ「大規模な積み木だね。
家一件を持ち上げれるほどの力持ちが
作ったんだろうね、この積み木っぽいもの。」
陣「…いや、この高く積み上げられた家々は、おそらく
"テレキネシス"を使っての業だろう…。」
グラーダ「ん?テレキネシスって何?」
陣「…自分の念を送り込み、対象物を動かす技だ。
ちなみに"サイコキネシス"とは微妙に違う…。
…テレキネシスの使い手といえば、超能力者の
レック以外考えられん。…これは彼の仕業と
言い切ってもいいだろうな…。」
グラーダ「レックの仕業ってことは、この近くに
彼が潜んでいる可能性が大って事だね。
…よーし、早く彼を探し撃退し、任務を
終わらせちゃおう!」
陣「…おそらく彼はこの積み木のてっぺんにいるだろう…。
グラーダ、この積み木をのぼるぞ…。」
グラーダは、この巨大な積み木を見上げ、首をかしげた。
グラーダ「本当にてっぺんにいるの?もしいなかったら、
えらい骨折り損だよね、この積み木のぼり。」
陣「俺を信じろ…。」
そう言うやいなや、彼は一番近くの家の屋根にジャンプ。
早々と積み木をのぼり始めた。
グラーダ「相変わらず俊敏だなぁ。…さて、僕はゆっくりと
のぼりますかね。」
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