ザトシ「…ふぅ、やっと元の場所に戻れたぜ。」
数分前、この地点でギギーグゥに崖下へと落とされたザトシ。
彼、ようやくここまで登りきることができたようで。
ギギーグゥ「ギギィ、しぶとい奴だな。…また登ってきやがったぜ。
俺に二度も赤いものを見せるとは…貴様、命知らずな男だ。」
紫肌を輝かせ、ザトシを見下ろす大蛇が一匹。
ザトシ「お前、まだいたのかよ…。
…うぬ、また落とされるってオチか?」
ギギーグゥ「…ギギィ、どうせまた登ってくることは分かっている。
何度落としても、この俺様に赤を見せるようならば…
この場で噛み砕き、息の根を止めてやる!」
ザトシ「…勝負か。コイツはちとやばそうだな、明らか強そうだしな。」
(ギギーグゥって確か、正男の自慢話で聞いた事があるような…?
遺跡奥地にすむ大蛇ギギーグゥをやっつけたぜ!とか自慢してた
もんな、あいつ。)
ギギーグゥ「赤に対する恨みは日々増進の一方だ…!
謎の赤い男(←正男のこと)に、頭を3度も踏まれた時から、
俺の毒牙は、赤きを殺せと叫んでいる!!
…鳴り止むことの無い赤殺しの共鳴を背に…、
俺は貴様を殺す!覚悟しろ!!」
サポートページへ移動する。