※同所の人物【ザトシ・グラーダ・サモン】※

ザトシ「ん?あれはもしかして…!?」

 彼の視界に赤くて丸っこいものが映った。
 あれは間違いなくグラーダです

ザトシ「…ん?アイツ、誰かとおしゃべりしてる様子だな。」

 お取り込み中のグラーダにゆっくりと近づくザトシ



サモン「…ふん、なるほどな。悪魔城兵士のヴェルモンド侵攻は
    マコレフス=ビガブラザの洗脳によるものだったのか…。」
グラーダ「うん、どうやらそうらしいよ。」

ザトシ「お、グラーダお久!…ん、横にいるのは…サモンだよな?」

サモン「…やはり貴様もこの町内にいたか。」

ザトシ「あ、そうそう。ヴェルモンド国内がやけに平和、
    今までと違い暴れている悪魔城兵士が一人も見つからないぜ。
    …これはどゆこと?同じ伯爵家のお前ならこの原因わかるっしょ。」

サモン「…ふん、貴様は感じなかったのか?暗黒のパワーを。
    先ほど、ラインハル方面からとつぜん闇の瘴気が
    押し寄せてきてな…。それに当たった悪魔城兵士が
    次々と洗脳から解き放たれ正気に戻っていき
    武器を捨て、悪魔城に帰ってしまうという事態が起きた…。
    …おそらく闇の瘴気が兵士の洗脳跳ね除けたのであろうな。」

グラーダ「闇の瘴気?暗黒のパワー?僕は何も感じなかったよ。」
ザトシ「ん、俺も感じなかったけどなぁ。…へぇー、
    悪魔城兵士の騒ぎがおさまったからこうして
    平和なわけね。よかったよかった。」

サモン「…全く、悪魔城兵士が元も使いもんにならん
    ぐーたら兵士にもどったせいで伯爵家の勢力は
    がた落ち…。その影響により、ヴェルモンド侵攻が
    続行不可能になってしまった…。」

ザトシ「おぉ、ナイスな展開だぜ。ヴェルモンドから
    伯爵家の脅威がさったという事だな。
    …あ、そうそう。その闇の瘴気とやら、
    ラインハル方面から流れてきたんだよな?」

サモン「ああ、そうだが…、」

ザトシ「よし、これはラインハル跡で何か起こっているに
    違いないぜ。…グラーダ、さっそく現場に急行だ!」

グラーダ「やれやれ、完全なやじうまだね。
     …向かうはかつてラインハルがあった場所だね。」


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BGM:VGMusic
曲名:おサルの宅配便(MOTHER3)