----------ヴェルモンドの秘密研究所----------
※同所の人物【シスター・ジョーカー】※
ジョーカー(ラインハル跡から大量の闇の瘴気が
流れ出ているようで…。
光属性の洗脳技を跳ね除けるという
その瘴気、私にとってはとても脅威ですね…。)
シスター「…?」
けわしい表情で考え事をしているジョーカーを横目で見ている彼女。
何を考えてるのか気になる所ですが、そこはあえて質問せず
ただ凝視するだけ。
ジョーカー(もし闇の瘴気がシスター様のお体に
触れたら悪魔城兵士同様、間違いなく
私の洗脳が解除されてしまうという事態に…。
…それだけは防がなければいけません、
彼女を外に出さないようにしないと…。)
「…シスター様、ちょっと聞きたいことが。」
シスター「な、なに?」
突然の問いかけにびっくり、彼女は目を丸くします
ジョーカー「…今後、外出の予定はございますか?」
シスター「無いよ。私、インドア派だし…。」
ジョーカー「そうですか、それは安心しました。
外は危険がいっぱいです。できるだけ…
いや…絶対に、外出しないようお願い申し上げます。」
シスター「う…うん。分かった…。」
(いきなりきた質問が"外出の予定があるか否か"…。
今日のジョーカー、なんだか変だなぁ…。)
----------グランファドの別荘---------
※同所の人物【グランファド・セットマグマ】※
晩飯を食べ終え、いつも通り新聞に目を通していたグランファド。
そこで鳴るはインターホン。彼、さっそく玄関に出向き
来客を迎えたんですわな。
彼はさっそくお客を応接間へどうぞどうぞ。
応接間の座布団に正座し、そのお客は話を始めた。
セットマグマ「…あなたのお孫さんで、シスターって子いますよね?
科学の力で警察を困らせるあの大悪党ですよ。」
グランファド「…悪党、たしかにそう言われてもおかしくないかもな。
まぁわしの教育が悪かったのじゃろうな。…実に反省しておる。」
セットマグマ「あなたの教育によるもの?いえいえ、シスターが
悪の道へと走ったのは、ある男のせいでして…。」
グランファド「ある男…?」
セットマグマ「ジョーカーです。彼はシスターを洗脳し、心に
占める悪を増幅させたのです。
それからです、彼女が悪の道へと走ってしまったのは…。
…そこで本題!私は彼女を救いたい。
共に協力し、彼女の洗脳状態を解いてあげましょうよ。」
グランファド「…おお、なんと感心な若者じゃ…!もちろん
喜んで協力するぞ!わしも孫娘が悪に堕ちていくのを
見過ごすわけにはいかん!」
セットマグマ「協力に感謝します!ラインハル跡地から
闇の瘴気があふれ出ている今がチャンスです。
一緒にシスターを救いましょう。」
グランファド「今がチャンスとな?その闇の瘴気とやらを利用して
洗脳解除を図ろうという感じかの?」
セットマグマ「はい。闇の瘴気には光属性の魔法、つまりジョーカーの
使用する洗脳技"エンボディ ジャスティソウル"を
跳ね除け、無効にする力があります。
…シスターを闇の瘴気に触れさせれば、間違いなく
彼女は洗脳状態から開放されます。」
グランファド「完璧すぎる作戦じゃ!闇の瘴気とやらに触れさす
だけで洗脳解除?すばらしすぎるっ!」
セットマグマ「…ですがその前にちょっとやっておく事が。
実は今、ヴェルモンド政府が闇の瘴気の
発生源である大穴を塞ごうとしていましてね。
このままでは闇の瘴気の垂れ流しがストップし、
シスターを救えなくなるという事態が起こるのです。
…まずはヴェルモンド政府を攻撃し、穴埋め作業を
止めないといけないわけで…。」
グランファド「まかせい、わしのもとには優秀な6大ボスがおる。
そいつらに穴埋め作業の妨害活動を任せよう。」
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