ラインハル跡地にたどり着いたザトシ達。
予想通り、そこは巨大クレーターが広がる寂しい風景。
2人はさっそくあたりを見回します。そして、
クレーターの最も窪い所に大穴が開いているのを発見したんですわな。
んでもってその大穴付近には、陣とラックスそして数人の作業員の姿が。
こりゃあ何やってるか気になるね。よし、さっそく陣たちに話しかけ、
事の内容を教えてもらおうじゃないか。
そんな感じの場面です。
ザトシ「おぅおぅ、こりゃあものっそい群がりようだぜ。
一体なにやってんだ?」
陣「…俺達は今、闇の瘴気を垂れ流しているこの大穴を
ふさぐ作業をしている。
…闇の瘴気には吸血鬼の力を強める効果があり、伯爵家の
勢力強化につながる可能性が大なのでな…。
こうして早めの穴塞ぎをしている訳だ。」
グラーダ(この大穴がサモンの言ってた"闇の瘴気"の発生源かぁ…。)
ラックス「んー、予想以上に穴が大きいね。輸送トラック等で
ここまで大岩を運ぶなりしないと塞ぐことは不可能だろうね。」
作業員「はい、ヴェルモンド政府に穴の塞ぎ岩をこちらまで運んでくるように
頼んでいるのですが…、まだ来ていませんねぇ。…1時間も前に頼んだ事なのに。」
陣「1時間待っても来ないだと…?
…ふん、4つの物資輸送ルートに何らかの異常が起こっている可能性があるな…。
ちと様子を見てくる…。」
ザトシ「お!面白そうじゃん!俺もついて行くぜ!グラーダとラックスも行こうぜ!」
ラックス「んー、4人で団子になり同じ場所の視察に行くのは
少しばかり効率が悪い気がするねー。んー、やはり
4人で分かれてそれぞれの物資輸送ルートの異常を確認する
ってのがベストだと思うよ。」
陣「…ラックスの言うとおりだな。…ならば、こうしよう。
俺は"物資輸送トンネル"を視察、
ザトシは"輸送列車の動力源内部"を視察、
ラックスは"ピュンハ上空列車"を視察。
そしてグラーダ、お前が向かうのは"第一エネルギー管理区"だ…。」
グラーダ「一人での冒険かぁ。もし敵とかが出てきたらどうしよう。」
陣「…無理に戦う必要は無い、別に逃げてもかまわんぞ。
とにかく無事に帰って来い…。」
ザトシ「俺が向かうのは"輸送列車の動力源内部"…!
ボスは一体だれなんだろうな?気になるぜ…!」
ラックス「んー、僕が向かうダンジョンは"ピュンハ上空列車"だね。」
次向かうダンジョンについていろいろ話している4人。
するとその時…
???「闇の瘴気の垂れ流し…止めさせないギチ!」
真っ黄色の電気の帯を纏い、弱そうな虫が登場。
彼は背中のカナズチを叩き、ザトシ達を威嚇。
カズチモス「GFナンバーズが1人…ビリリクル・カズチモス!
闇の瘴気の発生源であるこの大穴、それを塞ごうと
する悪党どもはこのオイラが成敗ギチ!」
ザトシ「GFナンバーズ?…また悪の集団か。」
ラックス「んー、闇の瘴気の発生がストップするのは、
GFナンバーズにとって不都合な事なんだね。」
カズチモス「そーギチ!すっごく不都合ギチ!
詳しい理由は教えれないギチが…とにかく
不都合なんだギチ!」
陣「…ふん、うるさい奴だ。耳障り以外の何者でもないな…。」
陣はふところからサーベルを取り出した。
カズチモス、完全に死亡フラグですね。
ザトシ「おっと!ここは俺にいかせてくれねぇか?陣。
新たな敵GFナンバーズの強さをこの体で
確かめてみたいぜ!」
陣「…了解、まかせたぞ。(サーベルをしまう
カズチモス「ギチギチッ!…ザトシ、まずお前からデリートだギチ!
超圧電流で…お前はおだぶつだギチ!」
ザトシ「俺に踏まれるとものっそい痛いぜ!?
お前なんか…3回踏まれただけで瀕死状態かもな!」
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