ラックス「んー、この電撃線がこの上空列車にどんな害を
与えているかは不明だね。
…んー、これは異常ありと報告すべきか異常なしと
報告すべきか…?」
???「異常あり…。そう報告すべきだな。
この電撃線が与える列車への害、…ちょっと
分かりにくいな。ッフ、少しばかりやる事が
地味すぎたか。」
ラックス「んー、…誰だッ!(周りをキョロキョロ
???「GFナンバーズがひとり…、名をばヘラクレレ=ワガティウス…。
黒き影と同化するがごとくの身の隠し、俺の気配にお前は
気づくことはない。
…グランファド様のため、こうして上空列車への妨害活動を
している今。邪魔は許さんぞ。」
ラックス("グランファド様のために"…?
GFナンバーズってグランファド関係の団体…?)
ずっと天井に張り付いていたワガティウス。
自己紹介を終えた彼は、さっそくラックスの目の前にきれいに着地。
ラックス「んー、もしかして君、この電撃線を発生させた
主だったりする?」
ワガティウス「ッフ、そんな誰でも分かるような事をいちいち確認するな。
…列車を電撃線でぐるぐる巻きにして、動けなくしている
作業の最中だ。無駄口は作業の終了を遅くする、控えたいな。」
ラックス「んー、そんな運行妨害を見逃すわけにはいかないね。」
ワガティウス「見逃すことをオススメする。」
ラックス「えっ?…んー、その希望は僕には通用しないよ。
温情判決は無しで事を進めるのが主人公の在り方さ。
…覚悟しなよ。(かまえる
ワガティウス「見逃せ。これはお前のために言っている。」
ラックス「んー、僕のためだって?」
ワガティウス「発言の意図は簡潔。俺が行うこの妨害工作の邪魔に
入ることによりお前は俺と戦闘に入り、ボッコボコにされる。
ッフ、俺はそれを憂慮し、かの勧告をした。」
ラックス「んー、先ほどの"見逃すことの勧め"にはそんな理由が
あったんだね。…でも僕、その勧告を無視するよ(再びかまえる
ワガティウス「人の善意を無視…、主人公の冷酷さを実感したぞ。
ッフ、我が憂慮を度外視とする愚かな選択をした
非行少年を矯正しよう。
…今から始まる痺れるお仕置きによって。」
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