第一エネルギー管理区を攻略中の2人。彼らは
 ひろいひろい庭を越え、やっと本館に到着したのでありますな

陣「…これは区内の施設の中でもっとも重要な場所、いわば中枢と
  言ったところだ…。そしてこの中にグランファド一行が潜伏している
  可能性は十分に高い。」

ザトシ「まぁなにせ管理区内の本館だもんな。悪役がアジトに
    したがる要素マックスだぜ。」

 そして彼ら2人は扉をこじ開け、本館にむりやり侵入

----------- 第一エネルギー管理区 本館 -----------
※同所の人物【ザトシ・陣】※

 本館に入った2人。彼らを歓迎したのはそれはもう
 香ばしい、罠の香りでした

ザトシ「お、俺たち歓迎されてるぜ。見ろよあの垂れ幕を。」

 天井にかかげられた"ようこそ"と書かれた垂れ幕。
 彼はそれを陣に指し示した

陣「…罠のかおりがプンプンするのは俺だけだろうか。
  まるで俺達が本館に入ってくるのを分かっt…」

 そのとき、陣の言葉はある轟音によってかき消された。
 気づけば部屋のあちこちの排水口から水があふれ出している…

ザトシ「おいおい、水攻めと来たか。
    この部屋を水いっぱいにして、俺達を
    困らせようといった戦法だぜこりゃあ。」
陣「…俺の発言にヨコ入りした轟音はこの水音だったのか。」

 水もれ発生後、約20秒で部屋は水で満たされた。
 そして天井のゲートが開き、そこから変わった形の
 ロボットが登場、彼はかろやかな泳ぎで2人に近づきます。

イセタンク「よぅお前ら!俺はGFナンバーズがひとり
      フロスタ・イセタンク!
      この罠は俺がマゴコロ込めて作ったものさ。
      いやー、成功してうれしいぜホント。」

陣「…ふん、水攻めか。だがそれをしたところでどうなる?
  俺達はけっして死にはせんぞ。」
ザトシ「言われてみれば確かに。それがどうしたとしか
    言いようが無いぜ。」

イセタンク「おぅ?これはちょっと計算外だな。
      フツーの奴ならパニクってアタフタして
      オロオロしてメソメソして溺れ死ぬのに、
      お前らはいたって冷静!
      まぁいいこった。溺死を期待した俺がバカだったぜ。
      …よし、俺が直接お前らをこの底に沈めてやるよ!」

ザトシ「お、戦闘フラグだぜ。さぁ、どっちがいく?」

 ザトシの問いかけに対し、陣は一回うなずき
 ふところからサーベルを取り出した。

 どうやら彼、やる気のようです


イセタンク「陣がお相手かい?いやー、俺もそれを望んでいたぜ。
      我が上司の六ツ葉さまをよくもやってくれたな!
      彼女、泣きながら言ってたぜ。"陣にやられた"ってな!」

陣「…ふん、報復をはたすつもりか?
  だがいいのか?…俺は貴様の上司である六ツ葉を
  コテンパンにうちまかしたんだぞ。
  …彼女の部下である貴様も同じ結果に終わることなど
  簡単に予想できる…。」

イセタンク「あくまで予想だろ?当たるか否かは二の次!
      そんな予想…打ち砕いてやるぜーーーー!!」


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BGM:VGMusic
曲名:VS 8Boss(ロックマンX8)