ラックスと電話中の陣

ラックス「んー、"シスター達の本拠地は電気の供給をつかさどる施設"、
     じゃあさっそくこれをセットマグマ達に伝えにいってくるよ。」

陣「…この情報は奴らの居場所をつきとめる上で非常に
  重要となる。伝達は早々とたのむぞ…。(電話を切る

 ラックスにおつかいをまかせた彼。
 さっそくザトシたち救出へと向かいます

陣「ザトシ、グラーダ、…今すぐそちらに向かうぞ。」


-------- そのころ… -------
※同所の人物【シスター・ジョーカー】※

ジョーカー「そもそもこれはルークナムのおかげと言っても
      よいでしょう。彼の時間稼ぎがなければザトシ達を
      旧本拠地内にとじこめる事はできませんでしたからね。
      …この罠が成功した以上、もうザトシはおわりです。
      閉鎖空間で彼が飢え死にするのを待ちましょう。」

 旧本拠地での出来事を報告しているジョーカー

シスター「…うん、そうだね。」
ジョーカー「いやいや、もうすこし元気を出しましょう。
      我々が邪魔とするザトシがいなくなったのですよ。
      これで悪役としての自信を取り戻していただけた
      でしょう。さぁ元気を出して。」
シスター「…ごめん、正直な意見を言うけど。
     ザトシ、このくらいの事では死なないと思う…。」
ジョーカー「…?」

シスター「あと、不思議に思ったんだけど…。どうして
     その時ちょくせつ手をくださなかったの?
     …ジョーカーは過去にザトシに勝利してるし、
     わざわざ施設に閉じ込めなくても、その方が
     より確実にザトシを始末できるよ…?」

ジョーカー「…。」

 言い返せないジョーカー。
 たしかに彼女の言う事はごもっとも

シスター「もしかしてジョーカー。自分でちょくせつ相手
     するのが怖かったの…?
     でも仕方ないかも、だってザトシは
     ドリームウィノレスとデューヲ、さらに聞く
     ところではゴスペノレまで倒したんだよね。
     …そりゃ脅威と感じてもおかしくないかも。」

 そう言った後、彼女は部屋をあとにした


ジョーカー(確かにそうです。どうしてあのとき、自分で
      直接ザトシを始末しようと考えなかったのでしょう…。
      もしかして、知らぬ間に自分はザトシに対し
      なにかしらの脅威をいだいていた…?
      …私とした事が。もうすこし精進する必要がありますね。)

 シスターの意見に何かを気づかされた彼、
 これからはもっと自分に自信を持とうと決心した


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BGM:VGMusic
曲名:おサルの宅配便(MOTHER3)