※同所の人物【ラックス・陣・ゴスペノレイガ】※
思った以上の超絶強化をとげていたゴスペノレイガに
苦戦する陣。
回避を主とした立ち回りで戦っているので、
なかなか攻撃が通りません。
陣(…奴の一撃は重い。回避を優先にしなければ
一瞬の油断で負けてしまうぞ…。)
攻撃を積極的に出せないもどかしさを感じつつも
避けに徹する陣。これは長期戦が予想されます。
…だが、突然
Gレイガ「…もういいだろう。これはいい手ごたえだ。」
いきなり彼は攻撃の手を休めた。
戦意に赤く光っていた目も、しだいにひかりを失い
赤茶へと変色していきます
Gレイガ「修行の成果を確認できたのでな、もう満足だ…。
…貴様とここまでわたりあえたとなると、これは
かなり評価できる成果だと言えるな。」
陣「…?」
サーベルをなおし、戦闘体勢を解除した陣。
彼はゴスペノレイガにある疑問をぶつけます
陣「ふん、いま貴様の目の前にいる俺は"忌むべき赤"なんだぞ?
…眼前の宿敵を前にそんな妥協をみせるとは、
貴様らしくないと言える…。」
Gレイガ「さきほどの戦闘中に気づいたんだが、どうやら
俺は貴様ら(ザトシと陣)と競い合うカタチで自分を
磨いてるようだな…。
…もし、強さを追い求める競争相手のひとりである
貴様をここで殺してしまったら、俺の強さを求める気力が
若干ながら低下してしまう気がしてきたのでな…。」
納得した表情を見せた陣。彼は言葉を返します
陣「…"自分を鍛錬の道へとかりたてる競争相手を殺したくなかったから"。
それが攻撃の手をやめた理由か…。」
話をまとめたのち、彼はラックスに視線をおくります
陣「さ、進むぞラックス。…戦闘はもう終わった。」
ラックス「んー、了解。進もうか。」
ゴスペノレイガを背に、彼ら2人は歩きだした
Gレイガ(ザトシと陣は俺をたかめる良い競争相手、
まだ殺すにはおしい存在なのだ…。
…十分な力を得て競争相手は不必要と感じるまで、
奴らを本気で倒しにかかるのは自重しておこう。)
-----そして-----
※同所の人物【ラックス・陣】※
ゴスペノレイガと戦った地点から数分あるくと
気が付いたら坑道の外に。
あんがい出口に近いところで戦っていたんですな
ラックス「んー、外だね。…"ザトシとの合流は近い"、僕の勘が
そう言ってるよ。」
陣「偶然だな。俺にやどる主人公の勘も同じことを言っている…。
…もうじき合流だ、全速前進のかぎりをつくすぞ。」
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