中間ストーリー
クエイク「…さすがだね。ザトシ君。さすが伯爵家のブラックリストに載っている程はあるね…。」
ザトシ「ブラックリストぉ!?そんなんに俺載っちゃてるのぉ!?」
クエイク「ちなみにブラックリストに載っているのは君で二人目だよ。
…おっと、僕はサモンから呼び出しがあってね。これで失礼するよ。」
クエイクは大ジャンプして、空の彼方へ消えていった
ザトシ「ふぅ、さて、この基地から出るか。」
グラーダ「そうだね。もうすぐで僕の故郷に着く…!」
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クエイク「ただいま!帰ってきたよ!」
サモン「クエイク、帰ってきたか…。全員そろったな、そろそろ話そうか…。」
リッド(へぇ、こいつが新入りか。…なんか弱そう。)
ルノン(あ、この人は地理学者の人だ。名前は……なんだっけ?)
シャーバ(まぁ期待はしてなかったが弱そうけぇーな。)
サモン「では、話そう。ヴェルモンド侵攻についてだ。」
リッド「お!!もう突撃か!?準備は出来てるぜ!」
サモン「いや、今すぐ攻めるというというのは決して賢い選択ではない。
おそらく多くのヴァンパイアキラーによって少しばかり侵攻は手こずるだろう…。
そこでだ。奴らが戦えない状態の時に攻めるのはどうだ…?」
ルノン「いいね!…もしかして夜中に攻めるの?」
サモン「違う。もう少し考えてから物を言え。ずばりだ、奴らが慌てふためいて
戦いどころじゃない時に侵攻するという事だ?」
クエイク「いつも冷静なヴァンパイアキラーを慌てさせるぅ?どうやって?」
シャーバ「大洪水でも起こすのかけぇー?」
サモン「大洪水か…。惜しいな。答えは噴火だ、ヴェルモンド中央部に大火山がある…。
その大火山が噴火するとヴェルモンドは一瞬で溶岩地獄になるという。
それを利用するんだ。ヴェルモンド国民全員が、大火山を噴火で混乱している時を狙う。」
クエイク「…まさか。サモン、浮岳鳥を利用するのか…?」
サモン「大正解。さすが地理学者だ。」
ルノン「浮岳鳥を利用…?どういう事?」
サモン「まぁ、あまり深く考えなくてもいい事だ。とにかく大火山を噴火させるだけの事…。」
リッド「…どうやるんだ?人の手で天災を起こすなんて有りえねぇぜ…。」
サモン「…方法は後だ。まず必要な道具から教えよう。」
サモンはたまたま机の上に置いてあった空き瓶を手に持った
サモン「これだ。必要な道具はこれ一つだ。」
シャーバ「これ一つってぇー…?おま、空き瓶一つで大火山を噴火させるってぇー…。」
クエイク(ふふ、サモンの奴、恐ろしい事考えるなぁ…。)
リッド「おい、冗談だろ?早くもったいぶらずに教えてくれよ。本当の必要な道具をよ!」
サモン「冗談で無い。大火山を噴火させる方法は非常に簡単だ。
これを大火山の頂上にある火口に投げ入れるだけ。これでOKだ。」
ルノン「…この空き瓶を火山の火口に投げ入れるだけなの?それで噴火が…?」
クエイク「ルノンさん、半信半疑な様だけど、この方法で100%大火山が噴火するよ。
まぁ別に空き瓶じゃなくてもいいだけどね…。」
サモン「とにかく、リッド。これを大火山の火口に投げ入れてきてくれ。
投げ入れた後、すぐに戻ってきてくれ。別に急がなくてもいい…。」
リッド「…う~ん、本当にそれだけいいのか…?まぁ一応仕事はこなさしてもらうぜ。」
サモン「…頼むぞ。ヴェルモンドを溶岩地獄にすればこちらの勝利は確定だ。」
そして、リッドは大火山へ向かった。
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BGM:
VGMusic
曲名:別館-”静かな狂気”(悪魔城ドラキュラ黙示録)