陣と八ツ葉の対決…、2人の戦況は…


陣「…こいつ、人間か!?攻撃が全く効かん…!
  なんという硬い肉質だ…。」

八ツ葉「はいはい、よくできました。
    わたし相手にここまで戦えたのはすごいと思いますよん。」

 もちろん八ツ葉の方が優位に立っています。
 明らかな陣の劣勢、もう勝負の行方は決まっていますね。


八ツ葉「…もう終わりにしようかな、勝負を。
    なんだか面倒になってきたわん。」

 彼女は片手で陣をひょいと持ち上げた。

陣「…待て!な、何をする気だ…!?」

八ツ葉「えい!」

 彼女は陣を下水道への入り口である土管に投げ入れた。
 投げられた陣は見事な軌道を描き土管にジャストミート、見事に入りました。

グラーダ「す、すごい投球技術だ…!あの子、元野球部だったに
     違いないよ!!」

八ツ葉「次はグラちゃんね。(グラーダの方を見る
グラーダ「え…?」

 次はグラーダがひょいと持ち上げられた。
 んで彼女はグラーダを土管に投げ入れましたとさ。


八ツ葉「…ふぅ、疲れた。」

 そして彼女は部屋を去っていった



----------------- その頃… -------------------
※同所にいる人物【陣・グラーダ】※

 場面は変わって下水道内部に。

陣「…っく、勝負は情けない結果に終わったが、
  こうして目的地である下水道に到着した訳だ。
  終わりよければすべて良し、問題無しだな…。」


 …バシャーン!!

 陣が独り言をたれているさなか、響く水しぶきの音。
 どうやらグラーダが一足遅れて到着したようです。

グラーダ「ぐはぁ、まさか僕も投げ入れられるとは思わなかったよ…。」
陣「…来たか。さて、せっかく下水道に来たんだ、ここは
  ザトシたちを探し始める時ではないか…?」

グラーダ「うん、そうしようか。ザトシたちを探そう!
     …ああ、着水の時の衝撃で体が痛むよ。」

陣「まぁお前は落下地点が水面だから運が良かったが…、
  この俺の落下地点はコンクリートの上だぞ…?
  めちゃめちゃ痛かったんだからな…。」

グラーダ「あら、それはお気の毒に。お互い大変だね。
     …さぁ、全速前進の時だね、ザトシ達を探そう。」

BGM:VGMusic
曲名:キノコショップのテーマ(マリオパーティ)