※同所の人物【陣】※


 いま陣がいる場所は、旧本拠地への隠し入り口があった公園。
 森を抜け、どうやら目的地に着いたようです

陣「…目的地に到着だな。」

???「お、来た来た。待ってたぜー。」
陣「…これは幻聴なのか?ザトシの声が聞こえたぞ…。
  あいつは旧本拠地内に閉じ込められているはず…。」

ザトシ「いやー、それが出れたのよ。通気孔から。」
グラーダ「まさかこんな抜け穴があるなんてねー。」

 陣の姿を確認した2人。話しかけながら
 彼に歩みよります

陣「ふん、無事でなによりと言っておこう…。
  やれやれ、わざわざ俺がここに来る必要は無かったようだな…。」
ザトシ「ああ、無駄な仕事させちまったなー。
    …さ、帰ろうぜ、第一エネルギー管理区へ。
    本部に戻ってまたセットマグマの次の指令でも聞こうぜ。」

--------第一エネルギー管理区-------
※同所の人物【ラックス・セットマグマ・グランファド】※

 ちょうどそのころ、ラックスはセットマグマへの報告を済ませた所でした。
 ちなみに報告とは、No.230で陣がラックスに頼んだアレの事です

セットマグマ「なるほど、電気の供給をつかさどる施設…。
       …ヴェルモンド国内の電気の供給を
       まかされている施設はココと"旧エネルギー管理区"のみ。
       シスター達の本拠地、それは"旧エネルギー管理区"で
       間違いないでしょう。」
ラックス「んー、ここ"第一エネルギー管理区"ができてから
     すっかり使われる事のなくなったというあの施設だね。」

セットマグマ「居場所の特定も終わりましたし、次の作業ですね。
       …シスターをさらい、彼女の身柄を闇の瘴気が豊富な所
       まで運ぶ。たったこれだけのことです。」

グランファド「闇の瘴気が豊富な所とな?」

セットマグマ「もちろん、招闇の塔(←No.19、第一章のラストダンジョン)です。
       そこは地上でもっとも闇の瘴気が濃い場所。そこで
       彼女を一晩寝かせれば、ジョーカーの洗脳から
       完全に開放されるはずです。」
ラックス「んー、まさにこれが最後の作業ということだね。」

グランファド「よし、我が配下に数人の悪魔城兵士がおる。
       彼女をさらうのはそやつらに任せればよい。」

セットマグマ「いや、その仕事は私が直接やらせていただきますよ。
       私が責任を持って、彼女を招闇の塔まで運びましょう。
       …では行ってきます。」

 彼はグランファドの申し出を断固拒否。そして早々と
 部屋を出て行ってしまった



グランファド「…うーむ、ラックス君。」
ラックス「んー、なんだい?」
グランファド「君もセットマグマに着いていってくれんかの?
       もしもの時のための助っ人になってほしいじゃ。」

ラックス「んー、まかせてよ。今から急いでセットマグマに追いつくよ。」

BGM:VGMusic
曲名:別館-”静かな狂気”(悪魔城ドラキュラ黙示録)