--- 兵器工場の庭 ---
※同所の人物【グラーダ】※

グラーダ「あれ?もしかしてこれ、僕の勝利かも…?」

 キンカジュオと交戦中のグラーダ。しばらくの応戦の後、彼は
 自分の勝利を感じました。

 それもそのはず、知らないうちにキンカジュオは
 ぐったりとし、グロッキーになっていたのです。

 体力の低いキンカジュオにとって、グラーダから
 放たれる岩はけっこうな重いダメージに。
 そのダメージをかさねていくうちに彼の体力は
 ゼロになり、倒れてしまったんですな

グラーダ「…いつのまにか倒れてる。
     "逃げに徹しながら噴火を行なう"という戦法で
     見事に撃破したよ!」

 その発言通り、彼は逃げながら(=敵に背を向けながら)
 戦っていました。
 つまり、彼は敵にトドメをさす瞬間を見ていません。
 上で、"知らないうちに"や"いつのまにか"という
 表現を使っているのはそのためです


ザトシ「おーい、むかえにきたぜー。
    てかお前えらく高いところにいるな。」

 勝利に喜ぶグラーダに、第2の喜びが。
 主人が自分をむかえにきました

グラーダ「うん、今いくよ。」

 そして彼は、そばで倒れているキンカジュオを背負い、
 そのまま戦場(樹のてっぺん)から飛び降ります


グラーダ「見てよこのロボット、これ僕が倒したんだよ。」

 着地のあと、彼はキンカジュオを地面にやさしく寝かせ、
 ザトシに勝利の報告を

ザトシ「ナイス!俺もちょうど館内でボスを倒してきたところだぜ。
    これでエリア内のボスは全撃破したことになるな。
    さ、任務も終了したし、簡易転送装置を使って帰ろうぜ。」


--- そして… ---
※同所の人物【ザトシ・グラーダ・ラックス・陣・ジョーカー】※

ザトシ「おいおい、先客がいたぜ。一番乗りかと思ったのによ。」
グラーダ「お、ラックスに陣!きみたち仕事が早いね。」

 兵器工場から戻ってきたザトシとグラーダ。
 ラックスと陣は、彼らより先に任務を終わらせて、
 もうここに帰ってきています

ラックス「んー、おかえり。ボスの撃破にけっこう苦労したけど、
     こちらもなんとか仕事を終わらせたよ。」
陣「…これで全員そろったな。…おいジョーカー、頼むぞ。」

ジョーカー「では約束通り、セットマグマのいる赤の神殿に
      転送してさしあげましょう。」

ザトシ「赤の神殿だとぉ?」

ジョーカー「ええ、情報源はシスター様なので信頼度は高いですよ。
      …"ジュニア復活を行なうのは、正男の首を狩ってから"と
      強くこだわっていたセットマグマですが、どうやら彼は
      方針を変え、先にジュニア復活を行なうらしいです。」

ラックス「んー、ジュニア復活を行なうために、セットマグマは
     いま赤の神殿に…。」
グラーダ「僕らも急がないとね。」

 そしてジョーカーは彼ら4人を赤の神殿まで転送。
 とうとう第九章のラストダンジョンに突入です

BGM:VGMusic
曲名:Zoo(Eek! The Cat)