ここは地球のどこかにある大きなグラウンド。

ここにひとりの男がいた。その名もシチロー。4割6分1厘という打率の世界記録を持っている。

ある日、野球仲間である松丼に呼ばれたので行ってみると、 そこにあったのは超小型のロケットであった。


シ:なんだよこれは!?

松:見ての通り小型ロケットさ。NASU(ナス)と共同開発して、作ったんだ。作るのに2年もかかったんだぞ。

シ:なるほど。だからお前最近試合さぼってたんだな。ところで、年俸12分の1に減ってたぞ。

松:大丈夫。心配無用だ。このロケットで成功すれば億万長者、一攫千金だよ。

シ:でも、成功すればの話だろ。成功しなかったらどうするんだよ。

松:心配するな。今回は自信がある。それに秘策もあるしな。

シ:秘策ぅ?

松:お前に宇宙に行ってもらう。

シ:えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!???

松:それに、宇宙で調査してほしいこともあるしな。。

シ:でもおれ試合があるんだぜ?

松:それも解決済みさ。実はロケットにワープ機能がついていてな、一度宇宙に行けば何回でも一瞬で地球と宇宙を往復できるんだ。

シ:おぉ!それはすごい。  …でもなんで一度宇宙へ行く必要があるんだ?

松:馬鹿め。ロケットがないのにどこにワープするんだよ。

シ:そう言われてみればそうか。ところで、調査してほしいことって何?

松:いや、実はな。かの有名なヌートン博士が、「宇宙の生命体を発見したんじゃ!さっそくだが、調べてもらえんかの。」って頼みに来たんだよ。

シ:生命体?

松:昔あったデマで、火星人はタコみたいな形してるとかあっただろ?

シ:あぁ。そういうことか。(さっぱり分からん。)

松:まあとにかく、宇宙に行ってきてくれ。成功したら、2割分けてやるから。

シ:2割!?そんなに頑張って?

松:しょうがないやつだなあ。それじゃあ3割にしてやるよ。これで文句ないだろ。

シ:まあいいか…

松:それじゃ交渉成立だ。あとは任せたよ。

シ:えぇっ!?

松:次の試合は7月13日のゴールドサックス戦だな。その時には帰らせてやるよ。あとはこれでも読んどきな。持ち物・服装なんかが書いてあるから。

「宇宙探検のしおり」

シ:おいおい…遠足じゃないんだぞ。

松:シチロー、きみにきめた!!じゃ、そういうことで。

シ:おい、待てよ。おい!!

こうして、シチローの旅は始まったのであった。

シ:勝手に始めるなぁーっ!