BGM:FUSION WORLD
曲名:予兆に過ぎぬ戦乱
FUSION WORLD

中間ストーリー15

※中間ストーリー14の続きです。
 

時は流れ、一ヶ月が経った・・・

しかし、闘争は終わったわけではない。
・・・本当の戦いは、これから幕を開けるのである。


* * * * * * * * * * * * * * * *

~~グレイテンプル~~


グレッグ「今日も敵は攻めてこなかったな・・・」


ザトシ「ハルバートの計略に懲りたのかな?」


ハルバート「あれはたいした事ありませんよ。」


冷華「謙遜しなくてもいいのに。」


その時・・・
そう、まさにその時だった。
防衛軍基地を賭けた最後の戦いが始まったのは!!


浩二「グレッグさん!カルロス少佐から通信が入りました。」


グレッグ「何だ?そこのスクリーンに投影してくれ。」


スクリーンにカルロスが映し出された。


カルロス「早速ですが、重要な報告があります!
    落ち着いて聞いてください・・・」


ザトシ「まさか・・・」


カルロス「基地奪回作戦は現在、最終段階に入りました。
   
    ・・・痺れを切らした敵が、基地に閉じこもるのをやめて、
   
    防衛軍に最後の攻撃を挑んできたのです。」

グレッグ「何故、"最後"だと分かる?」

カルロス「断定はできませんが、理由となりうる事実があります。
    ・・・敵は今回、今までの奇襲時とは比較にならないほど
    多い戦力を用いているのです。
    その数はおよそ・・・一万!!」


グレッグ「一万だと!?」


兵士達の間にざわめきが起こる


カルロス「我が1500の軍と、真利夫少佐の500の軍を合わせた数の五倍です。
    しかも戦死者の数を引くと、我が軍は十二使徒軍の足元にも及びません!
    ・・・至急援軍を送ってください。」


グレッグ「分かった。それまで頑張って耐えていてくれ。健闘を祈る。」


通信は途絶えた。


ザトシ「どうします?」


グレッグ「よし・・・ここに残る者と、援軍に行く者を決めよう。」

グレイテンプル守備
・浩二
・ハルバート
・クリス
・和差夫


援軍
・正男
・メグ
・ザトシ
・冷華
・グレッグ

ザトシ「異存は?」


全員「無し!」


グレッグ「よし。では行くぞ!」


ちょうどその頃・・・
旧防衛軍基地では、大規模な戦いが行われていたのだ。


ここで視点は、カルロスと真利夫に切り替わる。

* * * * * * * * * * * * * * * *

~~防衛軍攻撃隊キャンプ・防衛戦線~~


カルロス「うおらぁぁぁぁっ!!(銃を連射」


機械兵1「ナンダアイツハ・・・ツヨイゾ・・・ビーッビーッ(壊」


機械兵2「イッコチュウタイデカカレ!!」


カルロス「無駄だな・・・
    ネイビー・グレネード!」


ズガァァァァァァァン!!(機械兵達を粉砕


カルロス「どうだ・・・ww」


機械兵3「イマダ、ヤツヲネラエ!」


機械兵4「コウゲキ・・・」


紅鳳「少し黙ってくんね?(殴りかかる」


バキッ!!(機械兵達を粉砕


カルロス「見事だww」


紅鳳「まだ小手調べですよ・・・」


レグルス大尉「少佐殿!
      我が第二中隊は援軍として真利夫少佐の軍へ赴きます!」


カルロス「よし。行って来い!」


レグルス大尉「イェス・サー!」


カルロス「真利夫達は大丈夫だろうか・・・?」


紅鳳「彼と龍飛ならば心配は要らないでしょう。」


カルロス「そうだといいんだがな。」


兵士1「報告です!
   我が軍は思ったよりも戦死者を出しておりません!」


カルロス「よし!いいぞ!」


紅鳳(和美のお陰か・・・
  彼女は回復魔法の使い手だからな。)


カルロス「このあたりの敵はどれくらいだ?」


兵士1「約2000です!
   他の機械は分かれて、フォン大尉とカストル大尉の中隊、
   そして真利夫少佐の軍を襲撃しています!」


カルロス「フォン・・・カストル・・・耐えてくれよ。」


~~数十分の戦闘が続いた後~~


紅鳳「敵がだいぶ減ってきた模様です!」


カルロス「ああ・・・だが何かあるのかもしれない。
    用心しないとな。」


その時・・・!


???「雑魚ばかりだな・・・これなら無属性攻撃でも倒せそうだww
  喰らえ!~双剣乱斬~!!」


兵士4「ギャッ!!(逝」


???2「我が斧の切れ味を見せてやろうww
  喰らえ!バーニング・スラッシュ!!」


兵士5「グッ・・・ゥゥ(逝」


紅鳳「ついに現れたか!」


カルロス「一ヶ月ぶりだな・・・双剣のスティーヴ、覆面の魔術師レッド!!」


スティーヴ「今回の襲撃で貴様等の軍を殲滅してやる。」


レッド「今度は我が軍に勝利を・・・!」


カルロス「俺の軍をなめてもらっては困るね。
    貴様等の機械兵とは違い、機転が利くからな・・・」


スティーヴ「・・・貴様は我が機械兵をことごとく破壊したらしいな。
     だから邪魔なのだ。・・・消えろ!!」


カルロス「来いよww」


スティーヴ「後悔するなよ・・・ww
     ブルー・ファントム・マジック!!」


レッド「そこの貴様、前回はよくも屈辱を味わわせてくれたな!」


紅鳳「雑魚な貴様が悪いんだろww
  今回は自分の棺を用意してきたか?」


レッド「生意気な・・・
   俺の好敵手に相応しい死に方をさせてやろう。
   バーニング・フレア!!」


* * * * * * * * * * * * * * * *

~~その頃の真利夫軍~~


機械兵1「ビビビ・・・アノフタリハナカナカテゴワイゾ(壊」


真利夫「思ったより敵は多いぞ・・・」


龍飛「この軍の壊滅も時間の問題です。
  前回の戦いまでに約200の兵を失い、今は300人しか残っておりません。
  ・・・援軍が来なければ、勝てる可能性は少ないかと。」


真利夫「ああ。だからそれまで持ち堪えなければならん。」


龍飛「我々は少しでも多く敵の戦力を撃滅しましょう・・・」


機械兵2「ヤツラヲヤレ!イッセイシャゲキ・・・」


龍飛「青爪・飛龍斬!!」


ザシュッ!!


機械兵2~10「ピーピーッ・・・ガーツ(壊」


真利夫「数百台は破壊したか・・・?」


龍飛「はい。
  ・・・しかし妙ですな、機械の数が減っているような・・・」


(ちょうどこの頃、カルロス達とスティーヴ達が戦い始めた。)


真利夫「ひょっとして、十二使徒の奴等が・・・?」


その時・・・奴等は現れた。


???「その通りだぜ、イェア!
  今日も俺は絶好調だぜベイベー!!」


龍飛「名前伏せても普通に誰だかわかるから」


真利夫「また来たか・・・中毒者」


ジャンキー「・・・ペッ(唾を吐く
     お前ら調子乗ってんじゃねぇよゴ ル ァ」


???2「ジャンキー、少し落ち着け。」


ジャンキー「うっせぇなジム!ホットイテクレ!」


龍飛「リーゼントが2人ww」


ジム「貴様らはこの基地を取り戻すことはできないな。
  その上一敗地にまみれ、ここで戦死だww」


真利夫「ほう、自分の末路がよく分かっているじゃないかジムww」


ジム「真利夫・・・ここであったが百年目だ!
  殺してやる・・・」


真利夫「それはどうかな?
   殺された人々の無念をここで晴らす!」


ジム「いつだったか、この基地で貴様と戦って俺は敗北した。
  そして捕らえられ、仮死状態になるという屈辱を味わった!
  すべて貴様のせいだ・・・復讐してやる!
  マッドネス・フラッシュ!!」


ジャンキー「そこのyou、俺がeraseしてやるぜ!
     If テメェがresist against me・・・」


龍飛「そのネタシ ケ る」


ジャンキー「ペッ(唾を吐く
     テメェ、なめとんのかぁ!?
     さあ、戦いを一緒にトゥギャザーしようぜww」


龍飛「残念ww
    "一緒に"と"トゥギャザー"は同じ意味だ。
  こんな偽O柴、相手にするのも馬鹿馬鹿しい。早めに終わらせるか。」


* * * * * * * * * * * * * * * *

こうして、四つの戦いが幕を開けた。
果たして防衛軍の勝利は・・・あるのか!?

* * * * * * * * * * * * * * * *