BGM:般若's MIDIの里
曲名:魔力の根源
般若's MIDIの里

中間ストーリー5

真利夫「なかなか手強いな・・・」

ヘイト「それで終わりか?雑魚が。」

カルロス「こうなったら・・・
    基地の中の兵士たちを総動員してあの戦艦を砲撃するぞ!」

真利夫「だが・・・」

カルロス「迷っている時じゃない!
    このままだと俺たちは逃げるか死ぬかのどちらかしか選べなくなるぞ!
    (無線機を取り)全軍、血路を切り開いて突撃!
    第二砲塔前に集合し、不審戦艦を砲撃せよ!」



ヘイト(・・・引っかかったなww)



* * * * * * *


兵士「え~機械だけでも手一杯なのに・・・」

兵士2「しょうがないさ、少佐の命令だからな。」

軍曹「突撃!全兵力を第二砲塔前に集結させろ!」


* * * * * * *


兵士「参りました少佐殿!」

カルロス「お、来た来た。では命令だ!
    砲兵!不審戦艦めがけて発砲せよ!
    残りのものは周囲の機械を蹴散らせ!」

砲兵1「御意。」

砲兵部隊長「打ち方、用意!
     一斉射撃開始!」

バーン
  バーン
 バーン(大砲の音

ヘイト「やりやがったな。お返しだ!」

ダダダダダダダ(戦艦の機関銃の音

兵士「ぐはぁ!」
砲兵「うぐっ!」

空中からの攻撃なだけあって、
戦艦アズラエルが防衛軍に与えた損害は大きかった。
しかし、更なる攻撃が待ち構えていた・・・


* * * * * * * *


カルロス「くそ・・・たった一隻の戦艦ごときに・・・」

真利夫「退却したほうがよさそうだ・・・」

カルロス「駄目だっ!守りを固めろ!」

真利夫(・・・ん?
   待てよ・・・
   さっき基地の中に攻め込んできた機械・・・
   今ここを攻めている機械はその機械より少ない・・・
   と言う事は、残りは基地の中に・・・
   ・・・しまった!これは罠だ!)

カルロス「どうしたんだ!?」

真利夫「あいつ等は俺たちの兵士が疲れきったところで・・・



   基地側と戦艦側から挟撃する気だ。」

カルロス「なっ・・・」

兵士「報告します!
  今まで基地の中で待機していたと思われる敵の機械が
  こちらに向かっています!」

カルロス「・・・くそっ!」

真利夫「このままでは明らかに全滅だ・・・退却するほかなかろう。」

カルロス「・・・仕方がない!退却だ!」


しかし出口には戦艦がいるため、突破するのは困難だった。
やっとのことで突破したときには多くの兵士たちが命を落とし、
カルロスと真利夫につき従う兵士の数は100人にも満たなかった。
こうして、基地の守りはあっさりと破られた。


* * * * * * * *

その頃のザトシ達


グレッグ「もうすぐ基地に着くぞ。」

和差夫「わーいわーい。」

冷華「あれ?あの集団ひょっとして・・・」

浩二「真利夫兄さん達だ!」

ザトシ「どうしたんだ・・・?」


* * * * * * * *


ババババババババ(ヘリが着陸

浩二「兄さん!何があったんだ!?」

真利夫「浩二か・・・済まんな。
   基地がヘイトとギルドに占領されたんだ・・・」

冷華「どうして・・・」

カルロス「俺の責任だ・・・俺が軽率な行動をしちまったからだっ!」

真利夫「・・・・・」

グレッグ「今残っている兵士は何人いる?」

カルロス「・・・100人もいない。皆殺された・・・」

一同「・・・・・・・(黙」

ザトシ「問題はこれからだ。まずは何処に身をおくかだ。」

グレッグ「とりあえず・・・グレイテンプルに移動するか。
    あそこのことはクリスがよく知ってるらしいからな。」

冷華「でもクリス達まだ帰ってきてないよ。」

ザトシ「電話するか。」

トゥルルルルートゥルルルルー
ピッ

正男「もすぃもすぃ」

ザトシ「正男か。大変なんだ。基地が占領された。」

正男「な、なんだって~!!」

ザトシ「そこでだ、グレイテンプルに本拠地を移すことになったんだが・・・
   俺たちはあまり詳しくないから、クリスに案内してもらおうと思って。」

正男「分かった。すぐ行く。今何処にいる?」

ザトシ「タートルプレーンズとサンフェリアプレーリーの境目あたり」

正男「OK。」

ピッ

ザトシ「正男達が来たらすぐ行けるようにしておこう。
   それまでは自由だ。」

* * * * * * * *

一時間後・・・


ババババババ(ヘリが着陸

正男「着いたぞ~!!」

メグ「あ~疲れた・・・」

ザトシ「おかえり。ところで類似はどうした?」

正男「・・・(黙」
クリス「・・・(泣」
メグ「・・・(黙」

ザトシ「え・・・何があったんだ?」

正男「類似はな・・・敵側に回ったんだ」

一同「・・・・・・・(黙」

ザトシ「お前たちは大丈夫なのか?」

正男「それが・・・俺は炎の力を失ってしまったんだ。」

ザトシ「散々だな・・・」

正男「そういえばメグ、煉獄神剣はどうした?」

メグ「ちゃんと持ってきたよ。」

正男「持ってきた!?」

メグ「何かいけないことでも?」

正男「・・・煉獄神剣を持てるのは
  3つの条件に当てはまったものだけ。
  つまり・・・剣を持てたということは
  剣を使えるということだ!」

メグ「えええええっ!?やったー!」

正男「でも俺はまだ丸腰・・・
  アッヒャッヒャつ(゜∀。)∩アッヒャッヒャ」

クリス「グレイテンプルにいくつか武器があるかも・・・」

正男「よーし、でかしたぞ。」

グレッグ「よし、とりあえず今日は仮眠を取って、明日出発だ。
    このヘリは軍用ヘリだから、1台に50人以上乗れるだろう。」

兵士一同「倉庫には押し込まないでくださいね」

グレッグ「(そうしようと考えていた)・・・;;
    ま、とりあえず仮眠を・・・」

兵士(斥候)「報告!敵が追撃をかけてきました!
     我々との距離わずか1km!もう土煙が見えています!」

グレッグ「・・・もたもたしている暇はない!急いで出発だ!」


* * * * * * * *

数時間後・・・


グレッグ「1号機グレイテンプルに到着。」

正男「2号機到着!」

グレッグ「何とか敵の追撃は振り切れたな・・・」

ザトシ「とりあえず、クリス、俺たちを中まで案内してくれ。
   それから休憩だ。」

クリス「わかった。」


* * * * * * * *

その頃のギルド、ヘイト


ギルド「流石のあいつ等もこの作戦は見破れなかったか・・・」

ヘイト「しかし逃がしたのは残念だったな。」

ギルド「まあいずれは戦う相手だ。
   次の機会をうかがうとしよう。」

ヘイト「この基地はどうするか・・・」

ギルド「とりあえずナイトメアに連絡だ。」


* * * * * * * *


ピーピー
ピッ

ナイトメア「お、ギルドとヘイトか。
     作戦は成功したか?」

ヘイト「アッヒャッヒャつ(゜∀。)∩アッヒャッヒャ
   敵を殲滅し、基地をのっとったぞ。」

ナイトメア「( ゜∀゜)b」

ヘイト「( ゜∀゜)bグー」

ナイトメア「分かった。ちょうど今四魔将が帰ってきたところだ。
     こいつらをそっちの基地に送る。そして
     お前たち6人はその基地を本拠地としろ。」

ヘイト「基地ゲーットォォォォ!」

ナイトメア「今後の健闘を祈る。」

ピッ

こうして、ヘイトとギルド、そして四魔将は基地を手に入れた。
ここで物語の視点はいったん切り替わる。
次の舞台は北部の町。三賢神が向かった場所だ。