BGM:魔王魂
曲名:ラストボス02
音楽素材/魔王魂

中間ストーリー5~謎の組織~

※4と併合すりゃよかったのにとか言ってる奴は還ろうか


ザトシ達が作戦を考えた2日後・・・
(なお、この時既に紅鳳軍は到着している。)
収容所がある山の麓に、帝国軍の運搬車が到着した。
・・・計画は順調に進んでいた。ここまでは。

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~~その頃のザトシ達~~


ザトシ「下で見張っていた斥候の情報によると・・・
   たった今運搬車が山麓まで来たみたいだ。」


冷華「結構早く到着しそうね・・・
  でも夜だからかえってこっちの方が有利なんじゃない?
  隠れても気づかれなさそうだし・・・」


ハルバート「・・・逆に敵を取り逃がしても気づきにくいという不利な点もある。
     とりあえず作戦が終わるまではしっかりと守りを固めよう・・・」

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その頃・・・

~~収容所付近・山麓・護衛戦車内~~


???「帝国軍に見切りをつける時が来たな・・・
   "蟷螂"!他の戦車の中にいる、我が組織の者に伝えよ。
   "今すぐ[Plan #6]を実行せよ。"と・・・」


???2「了解しました。」


ピーッ・・・ピーッ・・・(通信音


~~奴隷運搬車・運転席~~


帝国軍兵1「よし・・・収容所まであと十数分だ。」


帝国軍兵2「でもこの後警備もあるんだろ?メンド・・・」


帝国軍兵1「それは今護衛の戦車に乗っている特殊部隊がやってくれるだろう。
     あいつらは頼りになるぜ。」


帝国軍兵2「・・・待て。戦車の様子が変だぞ!?
     まるでこっちを狙ってるみt」


???3「砲撃を開始しろ!」


バーーーーーン!!


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~~その頃のザトシ達~~


ザトシ「Σ(OдO )ビクッ」


冷華「爆発音・・・何かあったに違いないよ!」


浩二「とりあえず斥候と連絡を取ろう・・・」


ピピピ・・・(通信音


浩二「繋がったぞ・・・おい!斥候!今何が起こってる!」


斥候の声「はい・・・どうした訳か・・・
    護衛の戦車が、なぜか自分の軍の運搬車に向かって
    砲撃し始めたのです!」


浩二「砲撃だと!?」


ザトシ「中にいる奴隷はどうなった!」


斥候の声「被弾したのはどの運搬車も運転席のみです!
    しかし・・・がはっ!!」


浩二「!?」


謎の声「おい。貴様、誰と通信しているんだ?」


斥候「ぐっ!・・・早く・・・早く通信を切ってください!!」


浩二「どういうことだ!おい!」


謎の声「誰と話しているのか聞いているんだ。
   ・・・まあいい。」


斥候の声「・・・それは!!」


ザトシ「どうした!?通信を切れとは・・・何があった!?」


斥候の声「とにかく早くしてください・・・敵が・・・逆探t」


謎の声「よし・・・逆探知完了だw」


バンッ!(銃声


謎の声「おい、聞いたか・・・
   収容所に誰かいるぞ!」


ハルバート「まずい!」


冷華「浩二!逆探知されてたみたい・・・早く通信を切って!!」


浩二「まじか・・・」


ピッ(通信切断


ハルバート「大変なことになった・・・
     どうやら奴隷が襲われているらしい。
     グレッグ大佐達の身が危ない!」


ザトシ「計画を修正しなければ駄目みたいだな・・・」


ハルバート「ああ。俺と浩二は奴隷達の救出に向かう。
     ザトシと冷華、そして紅鳳は持ち場にとどまってくれ!」


冷華「分かった。紅鳳にも伝えておく。」


浩二「頼んだよ。
  ハルバート、大佐達の武器を持って彼らを今すぐ探しにいこう!」


ハルバート「そうだ。忘れるところだったが・・・
     そこの武器の山の中にお前の闇宝玉があったぞ。」


浩二「え?どこどこ?」


ザトシ「ここにある。受け取れ!(闇宝玉を投げる」


浩二「ありがとう。(受け取る
  それじゃあ・・・行くぞ!!」


そう言うと浩二とハルバートは収容所を駆け足で去った。


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~~その頃のグレッグ~~


グレッグ「これはまずいぞ・・・だが逃げるなら今のうちだ!」


そう言うと大佐と生き残った奴隷達は車の外に出た。


???2「"蜥蜴"!獲物だぞ・・・」


???3「よし。機械軍!あいつらを襲え!」


グレッグ「多勢に無勢だ・・・戦わずに逃げろ!」


奴隷達「は・・・はい!」


そう言うと彼らは茂みに入った。


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~~その頃の龍飛~~


龍飛「・・・(穴が開いたコンテナから外を見る
  敵は向こうのトラックの方に集まっている。この隙に逃げるぞ!」


奴隷達「おーっ!」


龍飛と奴隷達は急いで外に出た。
その時・・・


「・・・龍飛!?」


龍飛「その声は・・・メグ!」


メグ「貴方もここにいたのね・・・」


龍飛「再開を喜ぶのは後にしよう。
  今は逃げるべき時だ・・・」


メグ「でも逃げられる場所はこの山しかないよ。
  向こうは敵が沢山いるみたい・・・」


龍飛「仕方が無いな・・・
  とりあえず山の上の収容所まで逃げるか。」


彼らは収容所のある方へ走り出した。


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~~その頃のクリス~~


クリス(・・・囲まれてる!!)


グレッグ大佐や龍飛達と同じように逃げようと考えたクリスだったが、
運が悪く見つかってしまった・・・


???「こいつらに・・・我等の痛みを分からせてやろう!
   "紫蟲"、この先の収容所まで奴隷共を連行するぞ。」


???4「しかし・・・収容所にはすでに何者かがいるようです。」


???「ふむ・・・
   ・・・まあいいだろう。そいつらに何ができる。
   さあ、早く連行しろ。」

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~~山中にて~~


モーガン「お・・・遂に問題分子"王蛇"が動き出したか。
    こいつらを滅ぼせばナイトメアも喜んでくれるだろうなww」


彼は魔銃を抜いた。


モーガン「一番先に神格化するのは・・・俺だ!!」


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かくしてザトシ達の計画は様々な面から妨げられた。
しかし彼らは希望を捨てないだろう・・・