魔黒翼の殺戮者~VS女将リリス~
BGM:nerve(雑音空間)
曲名:Mimic tears
ストーリー
ザトシが街に入った頃・・・
~~ビル街・細道~~
冷華「う・・・うぅ・・・」
フォッグ「隙あり!」
するとフォッグの周囲から触手が伸び、冷華の胸を貫いた!
だが・・・
冷華「あれ・・・痛くない・・・」
そう・・・触手は刺さっていたのだが、血は流れ出ておらず、
さらには傷も出来ていないような状態だった。
フォッグ「心配するな。すぐに終わる・・・
この触手を相手に突き刺すことで、俺はその者の記憶を知ることが出来るんだ。」
冷華「・・・」
フォッグ「見えたぞ・・・ん?
・・・何っ!」
彼は触手を素早く抜いた。
フォッグ「君はひょっとして・・・クリスの友達なのか?」
冷華「そ、そうだけど・・・」
フォッグ「・・・迷惑をかけてすまなかった。さらば!」
冷華「待って!聞きたいことが・・・」
だがフォッグは現れたときと同じように炎に包まれ・・・
それが消えると共に姿をくらました。
冷華「なんだったんだろう・・・今の。
それよりも十二使徒を探さないと・・・」
* * * * * * * * * * * * * * * *
~~その頃のザトシ~~
ザトシ「ひでぇ・・・ほぼ壊滅だ。」
彼は辺りを見渡す。
ビルは炎上し、そのうち幾つかは完全に倒壊していた。
ザトシ「さっきの爆撃機の仕業か・・・それとも・・・
・・・ん?これは何の影だ?」
彼は空を見上げる。
人間ほどの大きさの怪鳥が滑空していた。
向かっている先は・・・アサシンらがいる封鎖線
ザトシ「何だあれ・・・
・・・あの翼は見覚えがある!もしや、あいつか!?」
その時・・・
冷華「あれ?こんなところに出た・・・」
ザトシ「冷華!無事だったか!」
冷華「ザトシじゃない。こんな所で何してるの?」
ザトシ「そんなことはどうでもいい。あの怪物を追うぞ!」
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~~その頃のアサシン~~
アサシン「街が襲われたみたいだ・・・
やはり俺が行くべきだったか・・・?」
その時・・・
帝国軍兵1「隊長!未確認飛行物体がこちらに突っ込んできます!
妖しい鳥の姿をした・・・」
アサシン「・・・もしやそれは十二使徒か?」
帝国軍兵2「隊長!逃げてください!」
アサシン「大丈夫だ。お前らは下がっていろ!
俺がこの刀で・・・仕留める!」
怪鳥「ギシェェェェェェェェェェ!!」
アサシン「来たな・・・
幽魔斬・魔獣滅却!!」
ズサッ!(アサシンの攻撃がヒット
怪鳥「グギャァァァァァァ!」
怪鳥は地に落ち・・・次第に人の姿へと変わっていった。
完全に変化したその姿は紛れもない・・・女将リリスであった。
リリス「くっ・・・」
アサシン「どうだ。この刀の魔力・・・思い知ったか!」
リリス「・・・うるさい!あんた達全員・・・殺してやる!
デス・グレイ・カッター!」
アサシン「ちっ・・・(防ぐ」
帝国軍兵達「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!(リリスの攻撃を喰らう」
アサシン「おいっ!」
帝国軍兵達「隊長・・・逃げ・・・て・・・く・・・(気絶」
アサシン「兵士がバタバタと倒れていく・・・誰も避けられなかったのか!」
リリス「完全に殺せなかったのが残念ね・・・ww」
アサシン「貴様ァ!」
リリス「その威勢だけで私に勝てるかしら?
マッドネス・グレイ・バースト!!」
アサシン「くそっ・・・!(避ける」
* * * * * * * * * * * * * * * *
~~その頃のザトシと冷華~~
冷華「あそこで誰かが戦ってる!」
ザトシ「あれはさっきの大隊長、もう一人は・・・女将リリスか!」
冷華「早く行こう!」
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~~その頃のアサシン~~
アサシン「これでは埒が明かん・・・」
リリス「どうしたの?それで終わり?」
アサシン「黙れ・・・俺の本当の姿を見せてやる!」
するとアサシンは刀を掲げた
アサシン「我に力を与えよ・・・
召喚!轟月!!」
すると異様なオーラがアサシンを包み込み・・・
数秒の後に彼は身に鎧をまとった姿となっていた。
リリス「鎧武者・・・でも動きづらそうね。私の攻撃を避けられるかな?」
アサシン「我、汝に制裁を加える・・・うらぁぁぁぁぁぁぁ!(刀をリリスに向けて突っ込む」
リリス「・・・見切った!
マッドネス・グレイ・バースト!!」
アサシン「何ッ・・・ぐはっ!!」
アサシンは攻撃をまともに喰らい、数メートル吹き飛んだ。
その時・・・
冷華「見つけたわよ!女将リリス!」
リリス「あら?貴方はあの時の・・・」
冷華「今度こそ逃がさない!」
ザトシ「冷華!俺はあの大隊長のほうへ行く!
リリスはお前に任せた!」
冷華「初めからそのつもり!」
リリス「随分と元気そうじゃない・・・
でもあれから私も修練を重ねた。
貴方ごときには負けない!」