戦慄の破壊兵器~VSアザトホース~

BGM:Metal Gear Solid 2 より"Father And Son"
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ストーリー

浩二がエミーと戦い始めた頃・・・

~~レッドマウンテン・戦場~~

ハルバート「ヤッヴァ!後ろから大軍が来たぞ!」
メグ「戦っても勝ち目はなさそうね。逃げよう。」
ハルバート「そうだな・・・」

二人は全速力で走り出した!

帝国軍兵達「そこの二人!待ちやがれ!!」

* * * * * * * * * * * * * * * *

~~数分後~~

ハルバート「ゼェゼェ・・・ゼェゼェ・・・」
メグ「ここまで来れば大丈夫かな?」
ハルバート「さぁな。」

「向こうに逃げたぞ!!あの辺りに居る筈だ!」

ハルバート「まずい!まだ振り切れてなかった!」
メグ「向こうに逃げよう!」
ハルバート「こっちのほうがいいかな?」

二人は再び走り出した。だが・・・

ハルバート「!?(転倒する」

突然・・・何かがハルバートの足に絡みついた!

ハルバート「クソッ・・・何だよこれ!(離れようとする
     メグ!手伝ってくれ!」

しかしその声は戦場の騒音で掻き消され、メグには届かなかった。
彼女はハルバートに気づかず、そのまま走り去った。

ハルバート「オイテイカナイデ・・・
     ・・・!?」

彼は足に絡みついたケーブルを目で辿っていく。
その先には巨大な戦車があった!

「再逮捕だな・・・ハルバート軍曹。」

ハルバート「・・・その声は!!」

ウィィィィィィィン(操縦席のフロントガラスが上方向に開く

ブライアン「一度逃がしてやったのに・・・
     また戦場に戻り、捕らえられるとは・・・愚かだな。」
ハルバート「ということは・・・あの時俺を逃がしたのはやはりお前だったんだな。
     今こうして俺を捕まえるぐらいなら・・・なぜあんなことをした?」
ブライアン「旧防衛軍の連中にチャンスを与えてやったんだ。
     だがお前らはそれを無視し、この大軍の真っ只中に突っ込むという自殺行為をした。」
ハルバート「チャンスだと?まるで帝国軍が防衛軍を弱者として見たかのような言い方だな!
     ふざけるのも大概にしておけ!
     帝国軍は防衛軍が十二使徒と戦って疲弊した所を占領しただけだ。
     いつも卑怯な戦法しか取れないのか?あ!?」
ブライアン「ああ。だから間もなく帝国軍は俺の軍によって・・・
     ・・・口が滑った。無駄話もここまでだ。」

ガシャン(フロントガラスが操縦席に被さる

ブライアンの声「今捕獲ケーブルをほどいてやる。
       その時に逃げるのなら勝手にしろ。」

ウィーーーン(ケーブルが収納される

ハルバート「・・・」
ブライアンの声「逃げないのか?」
ハルバート「決して防衛軍メンバーは弱者なんかじゃない。
     思い知らせてやる!」
ブライアンの声「戦うことでしか自分を主張できない餓鬼め・・・
       この戦車"アザトホース"で轢き殺すとしようww」