黒き変化鋼剣~VS義手将軍メタルセイバー~

BGM:Extra Ocean
曲名:世界に黒い花束を
Extra Ocean

ストーリー

~~レッドマウンテン・戦場~~

カルロス「そうこうしているうちに戦場のど真ん中に来ちまった・・・」
レグルス「しかしこの戦い・・・普段の物とは規模が違いますな。
    浩二君達やグレッグ大佐は大丈夫でしょうか・・・?」
カルロス「浩二達は正義を愛する人間だからいいだろう。
    だがグレッグはまた敵側に寝返るかも知れない。」
レグルス「・・・またそのことを言うんですか?
    大佐は寝返ったのではなく、全員のことを気遣って・・・」
カルロス「フン、お前まで騙され始めてるな・・・自分の軍を売った奴に。」
レグルス「その言い方はやめて下さい!」
カルロス「まあ、いずれ分かることだ。
    今は帝国軍兵を片付けるのが先・・・武器を構えなおせ!」
レグルス「・・・イェス・サー。」
カルロス「さてと・・・
    ・・・・・・なっ!?」

彼は辺りを見回し、絶句した。
数分前まで周囲に犇いていた帝国軍兵が・・・
全て動かぬ屍となり、
血にまみれた彼らの体は辺りに散乱していた・・・

レグルス「ひでぇ・・・100人以上はやられてるな・・・」
カルロス「・・・気をつけろ。レグルス大尉。
    帝国軍を目の敵にし、おまけに虐殺などを行うのは・・・
    どう考えても十二使徒しかいないぞ。」
レグルス「全く持って・・・その通りですな!!」

ビュン!!

レグルス「暗黒粒子壁!!」

突如飛んできた何かを、レグルスはシールドを張って防いだ!!

「感づいたか・・・ならば貴様等も殺すしかないww」
レグルス「やはり現れたな・・・メタルセイバー!!」

その声の余韻が完全に消えぬ内に・・・男は姿を現した。

カルロス「こいつがメタルセイバー・・・」
レグルス「今度こそ仕留めなければな!!」
メタルセイバー「貴様は・・・ノーザンバレーで俺を刺した男だな?
       あの時のことは今でも鮮明に覚えている・・・
       刺された痛み、そして味わった屈辱・・・」
カルロス「減らず口を叩くな。クズが。」
レグルス「少佐は口を挟まないでください!
    これは俺と彼の・・・二度目の決闘となるでしょう!!」
カルロス「・・・」
メタルセイバー「勘が鋭いな・・・まさにその通り。今度こそ貴様を潰す!
       俺と会ったのが運の尽きだと思え!」
レグルス「随分と自信ありげだな。
    ・・・その自信が挫かれたところを想像するだけで笑いがこみ上げてくるww」
メタルセイバー「黙れ・・・殺すぞ!!」
レグルス「貴様はその為に来たんだろうが。
    だがな・・・世の中は貴様が思っているほど甘くはない!!」
メタルセイバー「そうだ。だから俺は十二使徒になった!!」

彼は素早く剣を抜いた。それは既に黒く染まっている・・・

メタルセイバー「俺がこうなったのもあの腐った科学者のせいだ・・・
       遺伝子改造さえされなければ
       俺は正常な生活を送れた!!」
レグルス「確か前もそんなことを言っていたな・・・」
メタルセイバー「貴様には関係のないことだ。今すぐその生意気な口を永遠に封じてやる!!」

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カルロス(俺の出る幕はなさそうだ・・・周囲の敵を蹴散らしてくるか。)