紫幻の短槍"スピアー"~VSマーキュリー~

BGM:般若's MIDIの里
曲名:打開!
般若's MIDIの里

ストーリー

カルロスがスティーヴと戦い始めた頃・・・

~~レッドマウンテン・戦場~~

浩二「ぐっ・・・強い!!」
エミー「やっぱり変わってないねww
   隙が多すぎるよ・・・」
浩二「う、うるさい!
  これでも喰らえ・・・暗黒終焉斬!!」
エミー「あの時と同じ手ね・・・既に見切ってるわw
   ゴッド・ストーム!!」
浩二「うあっ!!(押し返される」
エミー「アッハッハッハww後ろは崖だよww
   何処まで耐えられる?」
浩二「うっ・・・くそ・・・(風に押される」

浩二は成す術も無く・・・
崖から落ちてしまった・・・

浩二「・・・まだまだぁ!!」

ガシッ・・・(崖につかまる

エミー「しぶといわね・・・」
浩二「ぐっ・・・く・・・(片手を離す」

浩二は右手だけで崖に掴まっていた。

エミー「じゃあ私はこれで・・・」
浩二「・・・ま、待て!僕は・・・僕はどうなるんだ!!」

エミーは去った。

浩二「・・・・・・あいつ・・・!!」

* * * * * * * * * * * * * * * *

~~その頃のエミー~~


エミー「・・・・・」

彼女は今、自分が見捨てた男の事しか頭に無かった。

エミー(・・・助けに行こう。)
「おい。」
エミー「マーキュリー!?どうしてここにいるの?」
マーキュリー「こっちが聞きたいな。何で先に行った筈の君がここにいるんだ?」
エミー「ちょっと手こずってね・・・」
マーキュリー「強敵がいたのか?」
エミー「そういうこと。始末してくるから先に行って。」

彼女は早足で去った。

マーキュリー「何か焦ってるな・・・
      それにその強敵とかいうのも気になる。ついて行くか・・・」

* * * * * * * * * * * * * * * *

~~その頃の浩二~~

浩二(く・・・もう・・・限界か・・・)

彼の目に涙が浮かんだ。

浩二「誰か・・・来て・・・く・・・れ。」
「ウインド・ストリーム!!」
浩二「!?」

浩二の体は突風によって持ち上げられ、崖の上に・・・

管理人「ポ○ョデスカwww」

エミー「間に合った・・・」
浩二「くっ・・・(倒れる
  何故僕を助けたんだ・・・君は敵のはずだ。」

管理人「ポーニョポーニョポニョサカナノコ♪アオイウミカラ・・・

   スルーシナイデ(泣」

エミー「卑怯な方法で殺したくなかっただけ。
   今回は見逃してあげるから次会ったときに決着をつけよう。」
浩二「・・・本当にいいのか?
  今僕は無防備だ・・・殺そうと思えば殺せるぞ?」
エミー「できないよ。そんなこと・・・」
浩二「・・・」

今はこいつの傍に居たい・・・。浩二はそう思った。
戦場であるにもかかわらず・・・ここにいればずっと安全なような気がしたのだ。

エミー「・・・大丈夫?ケガしてない?」
浩二「少し捻挫したけど大丈夫だよ・・・
  それより・・・助けてくれてありがとう。」
エミー「当然でしょ?ライバルとして。」
管理人(いつの間にか変な設定にOTL)
エミー「もうすぐシルバー達が来るから逃げた方がいいよ・・・」
浩二「分かった。また今度・・・」

「成程。そういう訳か・・・!」

エミー「!?」

マーキュリー「怪しいと思って確かめに来たらこのザマか。
      敵を助け、自らの軍の情報を易々と教えるとは・・・
      貴様を反逆罪で逮捕する!!」
エミー「私は正々堂々と戦っただけなのに。
   まあいいわ。帝国軍なんてそんな卑怯な奴しかいないってことね。
   もういい・・・私は帝国軍から抜ける。」
浩二「エミー・・・」
マーキュリー「させるか・・・俺が貴様を逮捕すれば大手柄だ!!」

彼は短槍を構えた。

エミー「あんたとは戦いたくないけど・・・仕方ないの?」
マーキュリー「黙りな!」

次の一瞬で・・・槍とロッドのぶつかり合う音が数回轟いた。
浩二は唖然としながら二人の戦いを見つめていた。

マーキュリー「驚いたな。この俺の槍を受け流すとは。
      しかし・・・この魔力には敵うまい!!
      ヴァイオレット・ザ・ディストーション!!」

するとエミーの周囲の空間が歪み、紫色の波動が飛び交い始めた!

エミー「うっ・・・」
マーキュリー「これを・・・避けてみろ!!」

彼が言い終わるや否や・・・全ての波動球がエミーに襲い掛かった!!

エミー「あっ・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!(まともに喰らう」
浩二「エミー!!」
エミー「う・・・浩・・・二・・・」
マーキュリー「馬鹿な奴だな・・・歯向かわなければこうならなかったものをww
      さて・・・(エミーに近寄る」

浩二「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!」
マーキュリー「んっ!?」

ドスッ・・・(浩二がマーキュリーに蹴りを入れる

マーキュリー「ぐっ・・・貴様・・・」
エミー「浩二!なんで・・・」
浩二「早く逃げろ!こいつは俺がやる!!」
エミー「・・・一つ借りが出来たわね。」
浩二「いや、さっき僕を助けてくれただろ?それで帳消しさ。」

エミーは浩二に微笑みかけ、その場を去った。

マーキュリー「畜生・・・!!
      もういい・・・こうなったら貴様を殺す!!」
浩二「させるかよ。貴様なんかに!!」
マーキュリー「俺はダガー5兄弟の四男、マーキュリー。
      魔力にかけては兄弟一だ。お前などが敵うはずは無い!!」
浩二「そうかな?エミーに代わって俺がお前を倒す!!」