偽善者狩り~VSトリトン~

BGM:3104式
曲名:次元の境界
近未来的音楽素材屋3104式

ストーリー

紅鳳と炎竜が戦い始めた頃・・・

~~サファイア視点~~

リゲル「馬鹿な・・・こいつ、強い!」
サファイア「もういいです・・・終わりにしませんか?」

彼女は突然攻撃をやめた。

リゲル「・・・隙ありぃぃぃぃっ!!
   ハイドロイリュージョン!!」

彼は飛び交う水の球を身に纏い、全てを押し流す水流の如く迫り来る。

リゲル「死ねぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
サファイア「・・・貴方ごときに私は殺せませんよ。」
リゲル「ほざくな!俺の勝ちだぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ズガッ!!

リゲル「手ごたえあり・・・勝ったなw」

リゲルは顔を上げる。そこには誰もいない。

リゲル「・・・!!」
サファイア「言ったでしょ?」

彼女は武器でリゲルの背中に一撃を加えた!!

リゲル「な・・・何故だ・・・・・・(倒れる」
サファイア「貴方の攻撃を逆利用して隙を作ったんです。
     あのスピードで突進すれば何かに当たったときの反動は大きいでしょう?」
リゲル「つまり粉砕されるのが分かっていて俺に属性攻撃を加え・・・
   俺に大きく反動が来ることを察知して後ろに回りこみ、
   手ごたえを感じた俺の後ろに回りこんだ・・・ってことだな・・・」
サファイア「それはともかく貴方の負けに変わりはありません・・・
     潔く私の前から去ってください!」
リゲル「黙れ・・・元上司である俺にそんな口をきくな!」
サファイア「・・・黙るのはそっちでしょ?」
リゲル「・・・は?」

突然、サファイアは倒れているリゲルの顔面を蹴りつけた。

リゲル「がはっ!!」
サファイア「私が帝国軍だった時に上層部がどんなひどい仕打ちをしたか・・・
     知っているはずでしょう?」
リゲル「・・・何のことだww」
サファイア「私だけじゃない・・・帝国軍の中でも地位のない人々は
     普通の兵士達の奴隷みたいな扱いを受けてました・・・
     貴方が覚えていないわけないでしょ?上層部なんだから。」
リゲル「・・・」
サファイア「奴隷達がいつまでもそれを我慢するとでも思ってるの?
     帝国軍は彼らの怒りに気づくことなく、じわじわと"終わり"に近づいてる・・・
     それをもっと早めてあげようってわけ!ガッ・・・(リゲルの鳩尾をける

リゲル「ぐぅ・・・っ!!」

サファイアの脳裏を過去の辛い思い出がよぎった。

サファイア「あなた方が姉を死刑にするということを聞いてなかったらこの辺でやめてたでしょうね。
     ・・・どうしても死刑をやめないのなら手始めに貴方を殺す!」
リゲル「やめろ・・・俺は死刑には関わってない!」
サファイア「それ以前に大勢の人の人権を無視したあなた方が許されるとでも?」

彼女はリゲルの真上で武器を構えた。

サファイア「・・・やぁっ!!」

「させるか!!
ダーク・アメジスト・インパルス!!」

サファイア「・・・!?(避ける」

???「リゲルだけで勝てると思っていたのが間違いだったか・・・
   まあいい、次の相手は俺だ。」
リゲル「・・・トリトン!」
トリトン「よく頑張った。お前は下がっていろ。」
リゲル「分かった。後は任せたぞ。」

リゲルは去った。

サファイア「次は貴方ですか・・・」
トリトン「さっきの話は聞いていた。
    確かにお前の話は間違ってはいない。
    だが正しくもない!」
サファイア「・・・」
トリトン「いいか、腐っているのは帝国軍じゃない。
    この世界そのものだ。」
サファイア「違うっ!」
トリトン「どう違うんだ?
    お前らみたいな凡人も世界を腐らせている原因の一つだ。
    まぁそういう奴等にとっては事実を否定するほうが楽なんだろうけどな。」
サファイア「世の中にはいい人もたくさんいます・・・あなた方が予想していないくらい。」
トリトン「そいつらは皆偽善者だ。
    帝国軍が立ち上がったのはその偽善者達を抹消するためだと俺は信じている。
    ・・・お前の言うような奴隷達がああいう仕打ちを受けるのも当然だろうな。
    奴等だってこの世を穢してる連中の一部だからな!」
サファイア「それは十二使徒の発想と同じです・・・
     今まで賢い隊長だと思ってましたが違うみたいですね・・・」
トリトン「お前にはまだわからないだろうな・・・
    世界の腐敗はもうどうしようもない!
    無駄話はこれくらいにしよう。今からリゲルの受けた屈辱をそっくりそのまま返すか。」

すると2人の周りを紫色のオーラが取り囲み、やがて壁のようになった。

トリトン「腐った街の中で唯一、この空間だけが清らかだ。
    周囲の穢れはここまで入り込んでは来ないだろう。
    ここでこそ・・・俺の力を最大限まで発揮できる!」
サファイア「うっ・・・物凄い気迫・・・」
トリトン「帝国軍の反逆者は潔く死ぬがいい・・・!!」

攻略法

ボスを踏めるのは、オーラおよび杖を身に着けていないときである。
唯一の移動技が発動する前後の隙だけが踏むチャンス。
初期の技は7通り。残りHPが3以下になると使用技は2つ増え、9つになる。