しばらく城を上り
ようやく屋上へとたどりついた
そこにいたのはおいさとと見知らぬ少年だった。
状況から見てどうやら二人はぶつかったようだ。
「いててて・・・・」
「げ!正男いつのまに!」
「おまえ、どういうつもりだ?」
「いっとくがぶつかったのはわざとでないぞ!さらばじゃ!」
「あ!待ちやがれ!」
逃げられてしまった・・・・・・
正男は痛そうに頭を抑える少年に問いかける
「大丈夫か」
「うん、大丈夫」
「いったいどうしてここに?」
「変な土管に入ったらなんかここに来ちゃって」
「あ!ワープ土管を使ったんだな」
「・・・なんかさっきも同じことをいわれたような」
「それより、俺はあのバカ博士を追うから、君ははやくここから出るんだ」
「わかった」
正男は城から脱出し、おいさとを追うことにした。