ドカーン!!
変なロボットの巨大な頭部は爆発した。
その爆発により、周囲を一瞬の風が襲った。
哲郎「ふぅ、えらい目に遭ったぜ…」
フーフー「やったね、あとは影の大首領の正体を突き止めるだけだよ!」
???(生声)「ふん、だが俺はまだ負けてなどいない。俺本体を探し出さない限りお前らに勝ちはない。
さーて、俺様がどこにいるか、見つけられるもんなら見つけてみな!!」
一同「喋りで位置バレバレなんですが」
???(生声)「ハw 何という。今まで誰ひとりとしてこの俺の姿を見たものはいないのだ。
そう簡単には見つからんぞ」
サスケ・ファルク・ブラックカップン「残念だったな!お前はもう既に追いつめられている。」
哲郎「・・・・・・。
いつからそこにいたお前ら」
???(生声)「というかお前ら俺の仲間じゃなかったっけ?」
ファルク「"仲間"とは一言も言ってねぇぜ。残念だったな!
実は俺たち3人はクレセンティウス探偵事務所の探偵なんだよ。」
哲郎「何だって?」
フーフー「正しくは2人と1匹だけどね。ブラックカップンは僕たちと同じ種族だし。」
サスケ「拙者らは、リップルガーデンに住んでいた故人からの依頼で、影の大首領の正体を暴くため
"暗黒四人衆"としてこの基地に紛れ込んでいたのだ。観念しろ、貴公にもう逃げ場はない。」
ファイア「キャラ変わってないかお前ら」
ブラック「案の定、調査中に"影の大首領"によって狂人洗脳されちまったんだよ。
どこまでもマヌケ面だよなこいつら、お蔭でサスケはダジャレに執着してたみたいだし
一気にイメージ崩壊したなサスケ」
サスケ「・・・されど、あれは止むを得ん話だ。これ以上、そのことは口にするな。」
フーフー「ほんとだ、口調がまるっきり違う」
ファイア「ていうか何?このストーリー作品自体どういうものなの?
オープニングではシリアスでいい感じの始まり方だったのに
いざ最初のステージを初めて見るといきなりヘンテコなストーリーだし
敵はテロリストとか言うくらいだからせめてボス戦のストーリーはまともになると思ったのに
あの狂人洗脳とか言う奴のせいでストーリーが全部めちゃくちゃになったんだから
影の大首領とか名乗ってるお前は責任もって俺もしくは哲郎に倒されろよ」
一同「一番ストーリーを狂わせてたのはお前だがな」
ファイア「・・・・・・何だと?」
と、その時!
???がついに姿を現した!
???「そう!この俺こそが影の大首領の正体だ!」
ファイア「(無視)おめぇらみんなして俺を狂人扱いしやがって!!」
プチ「がぶっ!!」
ファイア「ギャアアアアアアアアアアアア」
有紗「・・・・・・。」
哲郎「・・・・・・。」
フーフー「・・・・・・。」
ファルク「・・・・・・。」
サスケ「・・・・・・。」
ブラック「・・・・・・。」
その場にいる全員が固まった・・・。
哲郎「何?お前が影の大首領の正体だと!?
リップルガーデンを滅ぼした罪、絶対に晴らす!!」
???「ていうか反応遅っ!!」
ファイア「というかお前は・・・親父じゃねーか!!」
そこに現れたのはファイアカップンとほぼ同じ姿をしている花だった。
違う点を挙げるとすれば、茎の部分にヒラヒラと黒いマフラーを結んでいるという所くらいか。
茎って言っても人間でいう首辺りの部分・・・かな・・・?
とりあえず顔に近い所にマフラーを結んでいるのだった。
???「・・・大きくなったな、ファイアよ・・・。」
有紗「つーか、姿現しても名前伏せたままなん?」
フーフー「大首領なら大首領とでも記載しとけばいいのに」
アラマー「名前はないのか?」
プチ「もうめんどくさいからファイアと父親の意味を持つ"ファザー"を合わせて『ファザイア』でいいんじゃない?」
ファイア「決定!!」
ファザイア(???)「いや決定じゃねーよ勝手に決めんな…って、もうその名前表記になってるし!!」
哲郎「・・・ちょ、おま」
ファザイア「・・・まあいい、お前ら全員袋叩きにしてやる。」
と、次の瞬間・・・
グラサン戦闘員1「そこまでだ!」
グラサン戦闘員56「大人しくしろ」
グラサン集団に囲まれた。
有紗「まだこんなにいたのか・・・」
ファイア「久々に腕が鳴るな。こいつら全員ぶっとばしていいんだよな?」
ファルク「哲郎!アンタ拳が特技なんだろ!?ファザイアはお前に託す!戦闘員は俺たちに任せろ!」
哲郎「わかった。奴は任せろ」
~~
哲郎「お前、何でリップルガーデンを襲撃させた?目的は何だ?」
ファザイア「1つは・・・リップルガーデンの秘宝、ノヴァクリスタルの回収だ。」
哲郎「何だって!?」
現在リップルガーデンの神殿にはノヴァクリスタルが保管されている。
ノヴァクリスタルとは、リップルガーデンの守護神"ノヴァ"の力が宿されている石のこと。
その石の存在を知る者は世界でも極少のはずなのだが盗賊類ではこれを狙う輩も多い。
ファザイア「そしてもう1つは・・・」
哲郎「もう1つは・・・?」
ファザイア「・・・いや、これはお前が俺に勝った時に話そう。お前たちの冒険が始まるきっかけをな。」
哲郎「それは、まさか・・・」
ファザイア「襲撃した理由・・・その全てとなる理由だ。」
哲郎「分かった。」
ファザイア「一本勝負だ、覚悟しろ…。」
哲郎「ああ、一瞬で終わらせよう。(構える」
一瞬で勝ち負けが決まります。ファザイアが高速タックルしてくるのでタイミングよく拳で倒しましょう。ボスのHPは1ですが一瞬でも攻撃が遅れると即死攻撃タックルを受けて死んでしまいます。