中間ストーリー



ファイア「ハッハハー!!やっぱ俺に似てクズだったな!!
      って・・・俺がクズだとおおおおおおおおおお!???一体誰がこんなことを言った!???

有紗「だ か ら お 前 や


ファザイア「フフフw まさかここまでの実力者とは、気に入ったぞ」


哲郎「さて、聞かせて貰おうか。リップルガーデンを襲撃したもう1つの理由とやらを。」


この時、もう既に他のメンバーはグラサン戦闘員を全滅させていた。


ファザイア「いいだろう、教えてやろう。リップルガーデンを襲撃したもう1つの理由をな」


瞬間、その場に緊張が走る・・・。


ファザイア「それはな・・・、リップルガーデンの住民を殺させないためだ」
ファイア「は?何言ってんだ?」

有紗「でもお前らのやっていることは襲撃であって、その逆やないか」

ファザイア「そう・・・、だが国のトップでも何でもない俺が避難しろと言った所でお前らは避難したか?」
フーフー「そりゃしないけど・・・」

ファザイア「当然だ。何しろ俺はリップルガーデンの嫌われ者だしな。」
プチ「どういうこと?」

ファザイア「実はな、4年後にここの守護神であるノヴァが暴走するという予言が出てきたのだ。
        それによって沢山の人々が殺されかねない。そう判断した俺はすぐに行動に出た。」

哲郎「それがリップルガーデンの襲撃だったってわけか」

ファザイア「勿論、俺は誰も殺してはいないしそのような命令も出していない。
       銃を撃つとしてもそれは逃がすためあえて外すように命令した。」

哲郎「だが俺は実際に銃で撃たれて倒れる奴を見たぞ?」
ファザイア「それは麻酔銃だ。命に別状はない。俺らがこっそり地上に避難させたからな。」

ファイア「…それで、お前は嫌われ者といったな?それはどうしてだ?」

ファザイア「それはな・・・俺は昔リップルガーデンに住んでいた頃、辺りでは当たらない占い師として有名だった」
プチ「占い?」
ファザイア「俺は占いを住民に進めていたんだが、悪い結果が出た人がいてな。『お前のせいで俺は不幸になった』とか言って攻めてきた。
        それからその噂が広まったせいか、国内で俺に近寄る者は少なかった。そんな俺が避難しろなんて言っても誰も信じないだろう」
有紗「それで『誰も殺さないテロ』を・・・。」

ファザイア「哲郎よ、そこで1つ頼みがある。今から4年後、もしノヴァが暴走したら止めてくれないか?」
哲郎「ああ、分かった。」


ファルク「何はともあれ、これで依頼達成だ。影の大首領はファイアカップンの父。それでいい。」
哲郎「捕まえないのか?」
ファルク「依頼の内容はあくまでも正体を暴くことだ。捕まえることじゃない。それに、こいつは誰も殺してないんだ。裁く必要だってないだろ」
哲郎「そうか・・・」
ブラック「なあファルク、報酬は?」
ファルク「依頼人は戸籍上故人になってんだ、受け取るに受け取れねーだろ」
サスケ「今回は諦めが肝心、だな・・・。」

ファザイア「それならこの奥にお宝がある。お詫びも兼ねて、代わりに俺から渡そう。それでいいか?」

ファルク「($∇$)何!?」
ブラック「(¥∇¥)本当か!?」
サスケ「・・・おい、まさか本当に貰う気か?」
ファルク「バカヤロウサスケ!俺たちは何が何でもお金の為に動く、それが俺たちのポリシーだろ!?」
ブラック「ポリシーだろ!?」
サスケ「さっきと言ってることが違うではないかっ!!」


ファザイア「遠慮しなくていい、むしろ受け取ってくれないと俺の気が済まん」

サスケ「・・・かたじけない。」


~廊下~


秘宝室へ向かう途中。


哲郎「そういえば、何か矛盾してることないか?」

サスケ「さしずめ、それは拙者らに関することだろう。」

有紗「そうや!お前たちは暗黒四人衆とか名乗ってるが3人しかおらんよな」

ファルク「あぁ、俺たちは確かに暗黒四人衆と名乗っている。
      だが探偵としてここに忍び込んだのは俺たち3人だけだ。」

哲郎「正式には2人と1匹だがな・・・」

フーフー「さっき、クレセンティウス探偵事務所とか言ってたけど、どんな事務所なの?」

ファルク「小さな小屋みたいなところだな。メンバーは俺ら3人だけで活動しているが
       滅多に依頼が来なくてな、かなり暇してんだ。」

フーフー「ってことはさあ。もう一人は君たち探偵のメンバーじゃないってことでしょ。
       だとしたら、何か別の目的があってここに忍び込んでるってことじゃない?」

ファルク「ああ、もし影の大首領以外が目的だとすると・・・。!!」

哲郎「どうした」


ファルク「急げ!!もしかしたら、あの秘宝が目的かもしれん!!」

~~


そして・・・


To Be Continued...