正男は必死にワサオを倒そうとするがなかなか勝負がつかない
「ハァ、ハァ、ハァ」
「ハァ、ハァ、ハァ」
正男もワサオも息切れしている。もうこれ以上戦っても無意味だろう
ワサオは
「この勝負は引き分けだ!だがこの次はそうはいかんぞ!」
と言って逃げてった。
「邪魔者はとりあえず消えたが、これからどうする?」
と哲郎が問いかけた時
「兄さん!哲郎!」
タイミングよく浩二が後ろから現れた
「おお浩二、無事だったか」←正男
浩二は美姫のほうを見ながら質問する
「そちらの方は?」
「ああ、俺が偶然通りかかった城の牢屋に閉じ込められてたんだ」
「美姫っていうの、よろしくね」
「よろしく。ところでおいさとの奴、完全にこの城を乗っ取ってるね」
「ん?あれは・・・」
正男が見たのはマシーンで城の屋上へ向かっていくおいさとだった
だが奴はこっちに気づいていないみたいだ。
「どうしたの?」
「おいさとが頂上へ向かっている」
「え?じゃあ早く追おうよ」
「いや、4人で行くと遅くなってしまう、浩二は美姫をつれて先に脱出するんだ」
「え?でも一人で大丈夫?」
「ああ」
そこへ哲郎が口を挟む
「正男、俺はこれから他にやることがある。すまないが、ここまでだ」
「わかった。あんなやつ俺一人で十分だよ」